情勢コーナー

情勢短信

改憲案、「国民の力」反対で採決できず

与党「共に民主党」と、「国民の力」を除いた5野党が6.3地方選に合わせて推進していた憲法改定が5月8日、事実上頓挫(とんざ)した。国会は前日、与党側が提出した改憲案の採決を図ったが、国民の力の議員が欠席して投票不成立となった。与党側はこの日再採決を図る方針だったが、国民の力がフィリバスター(無制限討論による議事進行妨害)を予告したことで、断念した。共に民主党、祖国革新党、進歩党、改革新党、基本所得党、社会民主党の6党と無所属の6人の計187人は、先月3日に改憲案を国会に提出。国民の力は改憲案の内容には一部共感を示しながらも、「選挙に向けた策略」だとして、党論として反対する立場を表明した。改憲案では、光州民主化運動などの精神を前文に盛り込むほか、戒厳令の要件強化や地域の均衡発展に関する義務も明記された。