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韓国政府、今年も佐渡金山で独自追悼式

韓国政府は11月21日、「佐渡島の金山」で強制労働を強いられた朝鮮半島出身者を追悼する独自の式典を同市で開催した。追悼式は、佐渡島の金山が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録される際、韓国が朝鮮半島出身者の強制労働を含む全体の歴史を反映するよう求め、日本側が毎年開くと約束していたが、日本側は強制労働があったことを認めない姿勢を示し、昨年に続いて今年も韓国独自の開催となった。追悼式には遺族11人や李赫(イ・ヒョク)駐日大使らが出席した。日本側は9月13日に追悼式を開いたが、韓国側は参加しなかった。追悼式で朝鮮半島出身者の強制労働に関する言及はなかった。