情勢コーナー
情勢短信
「黄色い封筒法」(労組法2・3条改正案)が国会で可決
「労働組合および労働関係調整法2・3条改正案」(労組法2・3条改正案)が8月24日、野党「国民の力」議員が採決をボイコットする中、在籍議員186人中183人の賛成により、ついに国会本会議で可決された。「黄色い封筒法」と呼ばれる同改正法は、下請け企業の労組が元請けの事業主と労働条件について交渉できるようにすると共に、ストライキを行った労働者に対する報復の性格を帯びた損害賠償請求を制限することを骨子とする。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権時代には2回、本会議で可決されたが、尹前大統領による拒否権行使でいずれも廃案となった。可決直後に国会本館前で立法歓迎記者会見が開催され、民主労総のヤン・ギョンス委員長は「労働者は誰でも団結し使用者と交渉する権利がある」として、「この単純で明解な真実を20年かかって法として刻み込んだ」と評価した。