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韓統連・韓青が「光復80年 8.15汎市民大会」に参加…民族自主・平和統一をアピール
【2025年08月15日】

韓統連と韓青は8月14日から16日にかけ、「光復80年 ソウル平和市民大会 韓統連訪問団」を結成し、日韓平和連帯(西山直洋代表)、日韓民衆連帯などの連帯勢力と共に8月15日に韓国・ソウルで開催された「光復80年 平和 主権 歴史正義実現 8.15汎市民大会」に参加した。
14日には韓国進歩連帯、進歩党、民主労総、全国農民会総連盟、統一時代研究院、KIPF(コリア国際平和フォーラム)、自主連合、平和統一市民会議、「統一の道」、6.15市民合唱団、「ウリハッキョ市民の集い」、全大協同友会、全国民主同門会協議会が開催した歓迎交流会に参加。再会を喜びあった。
韓国側から歓迎あいさつ。進歩党のキム・ジェヨン常任代表は「進歩党は韓国の政党の中で唯一、民族自主と平和統一を目指す政党だ。そのために弾圧を受けてきたが、労働者・農民の力を基盤に、現在では党員10万、国会議員4人を擁する政党に成長した」「海外で尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権打倒のために共に闘った皆さんに、とても感謝している。これからも進歩党はさらに成長し、皆さんと共に自主と平和を勝ち取っていきたい」と語った。自主統一平和連帯のイ・ホンジョン常任代表議長は「光復80年は、植民地支配からの真の解放をもとめて闘った80年だ。解放後につくられた日米、韓米同盟は、現在も朝鮮半島に危機を招いている」と強調。「自主のない平和はない。光復80年を迎えた今年こそ植民地主義を克服し、反米自主、反戦平和の時代を築いていこう」と語った。韓国進歩連帯のハン・チュンモク常任共同代表は「韓国進歩連帯は非常戒厳令に対して市民とともに立ち上がり、見事勝利することができた。海外で共に闘ってきた同志たちに心から感謝したい」としながら、「革命はまだ完成していない。今日のこの場所が、『光の革命』の完遂をともに決意する場所となることを期待する」と語った。
宋世一(ソン・セイル)委員長(訪問団団長)があいさつ。歓迎に対して感謝しながら「韓統連は2023年5月に開催した光州民衆抗争記念全国集会から尹政権退陣を掲げ闘ったきた。わたしたちは尹錫悦罷免を勝ち取り、広場と野党の一体となった力で李在明(イ・ジェミョン)政権を誕生させた」「大事なのは、広場の力をこれからも発揮することだ。明日の8.15汎市民大会で『平和 主権 歴史正義 実現』を声高く叫び、米国と日本の蛮行を阻止する闘いをはじめていこう」と語った。
15日は「美しい青年 全泰壹(チョン テイル)記念館」と「戦争と女性 人権博物館」を見学した。
8.15汎市民大会の会場であるソウル南大門に移動し「統一ピビンバ」で夕食後、午後7時から同会場で汎市民大会に参加。韓統連と日韓平和連帯が主催者から紹介され、参加者から熱烈な歓迎を受けた。
イ・ホンジョン常任代表議長が主催者あいさつ。「朝鮮戦争停戦から72年、南北関係は同族関係から敵対関係に転落した。米国からの自主がなければ独立と解放、民主と民生、平和と統一、そのどれもが不可能だ」と強調。「植民地・分断・冷戦の歴史の真実と向きあい、米国の主権侵害に抵抗し、自主の時代を切り開いていこう」と訴えた。各界の代表が「光復80年 平和 主権 歴史正義 宣言」(後掲)を朗読。△米国に立ち向かい主権と平和を実現しよう△朝鮮半島の戦争危機を助長する敵対行為に反対し、平和のために闘おう△植民地支配と戦争犯罪を否定する日本に反対し、真実に基づいた謝罪と賠償を要求する△主権者として平和と主権のために行動し続けようと訴えた。
大会後、行進に出発、韓統連と日韓平和連帯は先頭で韓米合同軍事演習中止、米軍のアジアからの撤収、朝鮮半島の平和統一を訴えた。
16日午前に自主統一平和連帯事務所で解団式を開催。宋世一委員長は訪問事業を振り返り△韓統連が「光の革命」の中で闘い抜き、現在も国内の市民と共に闘い続け、そして「光の革命」を完遂しなければならないことを確認した△大会で韓統連と日韓平和連帯が正式に紹介され、組織の位相が大いに高まったと評価。今後の課題として、反米自主運動を強力に推進することにより、朝鮮半島と東アジアの平和を実現し、さらには南北対話の再開へと統一情勢を決定的に発展させることをあげた。
ハン・チュンモク常任共同代表が連帯あいさつ。「韓国は現在、米国との全面的な対決に入ろうとしている。対朝鮮敵視政策、韓米日軍事同盟に反対しなければならない。互いに成長しながら、より強い連帯をつくっていこう」「わたしにとって郭東儀(カク・トンイ)先生、金政夫(キム・チョンブ)先生は人生の師であり、進歩連帯は韓統連とともに闘ってきた。わたしたちは生涯の革命の同志だ。これからも統一の道、自主の道を共に歩んでいこう」と強調した。
各地方本部、韓青からの感想後、金隆司(キム・ユンサ)副委員長が閉会あいさつ。「今回の大会において、わたしたちはいま真の解放を迎えておらず、民族自主こそ、祖国統一の課題であることを韓国の同志たちとともに確認することができた。日本では右傾化が進行し、危険な状況だ。韓国の革命の力、市民の力をわたしたちが日本で発揮しなければならない。民族の先鋒隊として、これからもがんばっていこう」と語った。
※写真-韓国市民と共にソウル市内を行進する韓統連訪問団