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最高裁、尾澤孝司氏の上告を棄却…尾澤氏、怒りの抗議
【2024年12月24日】
最高裁は12月23日、尾澤孝司氏の上告を棄却した。
尾澤氏は「とても残念で、怒りで一杯です」としながら、関係者に対してこれまでの支援に感謝の気持ちを語った。尾澤氏のメッセージを紹介する。
サンケン弾圧・尾沢裁判の上告棄却を弾劾する
12月24日、最高裁判所から尾澤裁判の「上告棄却」通知がきました。棄却理由は「上告趣意は、憲法違反という点を含め、実質は単なる法令違反、事実誤認の主張であって、刑訴法405条の上告理由にあたらない」というものです。
12月4日に弁護団と被告人の上告趣意書を提出しました。それから3週間たらずです。余りにも早すぎます。控訴審では3人の学者の意見書を証拠採用しなかったので、今回上告趣意書の添付資料として意見書を添付して提出し受理されたことから、上告趣意書の内容を十分に検討したとはとても思えません。
最高裁の拙速な上告棄却は、控訴審において全く審理を行わないで判決をくだしたことを最高裁が容認し、最高裁自身も全く同じ誤りを犯したと言わざるを得ません。最高裁上告棄却は、憲法31条、37条違反であり、裁判の3審制を否定するものです。最高裁自身が憲法違反を犯しています。余りにも残念です。とても悔しいです。怒り以外にありません。上告棄却に強く抗議します。
※写真-控訴審判決に抗議する尾澤氏(9月11日)