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米軍基地一帯で「7.27平和行動」…「平和主権者として闘う」

京畿道と平沢などの平和市民社会団体で構成する「7.27平沢米軍基地国際平和行動推進委員会」と約400の宗教・市民社会団体を網羅する「自主統一平和連帯(平和連帯)」は7月27日、京畿道南部の平沢市に位置する世界最大規模の米軍海外基地「キャンプ・ハンフリー」を取り巻く平和行動(平和行進と平和大会)を展開した。韓米連合司令部の前で「停戦71年 7.27平沢米軍基地 国際平和大会」を開催。参加者は△この地は米軍の戦争基地ではない△わたしたちは平和を望む。戦争を終えて平和へ△韓米合同軍事演習を中止し平和協定を締結しろとスローガンを叫び、「平和宣言」を通じて「この地の平和主権者として、戦争を強要するすべての覇権政策、強力な冷戦分断体制と断固闘う」と決意を明らかにした。同日、全羅北道北西部の群山米軍基地一帯でも「湖南(全羅南北道)地域平和大会」が開催された。

※写真-米軍基地の周囲を行進する参加者

「韓米日協力覚書」で3カ国軍事同盟化…平和連帯、撤回を要求

韓米日3カ国は7月28日、東京・防衛省で国防担当相会談を開催し、「韓米日安保協力フレームワーク(TSCF)」を発表し、「協力覚書(MОC)」に署名した。TSCFは「高位級政策協議、情報共有、3カ国訓練、国防交流協力を含む国防当局間の3カ国安保協力を制度化し、朝鮮半島、インド太平洋地域およびそれをこえる地域の平和と安定に寄与する」としている。「自主統一平和連帯(平和連帯)」は31日、ソウル光化門で記者会見を開催し、TSCF・MОCについて「韓米日軍事協力を同盟水準へと強化することで、朝鮮半島を東アジアにおける覇権戦争の最前線にすると共に、日本の再武装のステップに活用しようとするもの」であり、「事実上、世界的な覇権政策に動員される体系」だと危険性を指摘し撤回を要求した。平和連帯は8月10日、ソウル南大門で、戦争策動・韓米日軍事同盟を推進する尹錫悦政権の退陣を要求する8.15汎国民大会を開催する。(今号「記事紹介」参照)

「8.15自主平和実践団」3~10日まで全国巡回…「8.15汎国民大会」に合流

8・15光復79周年を前に、労働者、農民、大学生で構成する「2024 8.15自主平和実践団(自主平和実践団、団長はキム・ジェハ全国民衆行動常任共同代表)」が8月3日から10日まで全国各地を巡回し、朝鮮半島の平和と歴史正義、主権実現のための多種多様な実践活動を繰り広げる。自主平和実践団は8月2日、ソウル光化門で出発記者会見を開催し、こうした内容を明らかにした。自主平和実践団には民主労総、韓国労総、全国女性農民会総連合、進歩大学生ネット、韓国大学生進歩連合、民主主義自主統一大学生協議会、大学生キョレハナ、全国民衆行動をはじめとする各界団体から約500人が参加する。自主平和実践団は全国を巡回後、10日にソウルで開催される「8.15汎国民大会」に合流する。

※写真-出発記者会見する自主平和実践団