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「韓国良心囚を支援する会全国会議」が2024年全国運動出発集会を開催

【2024年06月06日】

「韓国良心囚を支援する会全国会議(全国会議)」は6月6日、都内で「2024年全国運動出発集会」を開催した。

渡辺一夫代表が主催者あいさつ。今年1月に急逝した石井寛事務局長を悼みながら「救援運動をはじめて50年以上がたった。当時は命と人権さえ保障されればと思い運動し、釈放を勝ち取ってきた。現在の課題は再審無罪だ。これからも一人でも多くの良心囚の再審無罪を勝ち取るため努力していきたい」と語った。

良心囚の人生を追ったドキュメンタリー作品「スパイ」上映後、「アジア共同行動日本連絡会議」の迫田英文事務局員が「韓国総選挙の結果と今後」と題し講演。迫田氏は、4月10日の韓国総選挙で野党が大勝した原因について「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権に対して国民の審判が降りたということだろう」と分析。「総選挙の中で『尹政権審判』が主要なイシューとなり、国家保安法や駐韓米軍など韓国社会の根本的な課題についての言及が少なかったことが残念だ」とし、今後の課題として進歩勢力の躍進をあげた。

全国会議から活動報告。5月28日、韓国から「金槿泰(キム・グンテ)記念治癒センター」のメンバーが大阪を訪問し支援団体と交流。全国会議が「在日韓国政治犯を救った日本の市民たち」の一員として紹介され、感謝盾を贈呈されたと報告した。

元良心囚の金元重(キム・ウォンジュン)氏、尾澤孝司氏が連帯あいさつ。韓国社会の状況や韓国オプティカルハイテック労組支援と裁判闘争について報告された。