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労・農・貧・市民6万人「尹錫悦政権退陣総決起」…「尹錫悦政権退陣は民衆が真によく生きるためのもの」

【2023年11月24日】

11月11日にソウルで「尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権退陣総決起」が6万人規模で開催された。同日、ソウルでは韓国労総の「労働者大会」(5万人参加)や「尹錫悦政権退陣! キャンドル行進」なども行われ、「尹政権退陣!」の声が一斉に上がった。統一ニュースの記事(11月12日)を紹介する。

11月11日午後3時30分、ソウル西大門駅統一路で6万人余の労働者、農民、貧民、市民が集まる中、「尹錫悦政権退陣総決起」が進行した。

これに先立ち、午後2時には総決起会場で民主労総が主催する「2023全国労働者大会」、ソウル歴史博物館前では「全国農民大会」、西大門駅警察庁前では「11・11貧民大会」、ソウル市庁東側では「尹錫悦政権審判の日 汎市民大会」がそれぞれ開催された。

西大門駅コメ博物館近隣で進行した「全国障がい者労働者大会」とソウル市庁正門前で記者会見を開いた女性たちも合流し、統一路の大会場は6万人余(主催者側推算)の参加者の熱気が充満した。

総決起代表者100人が舞台にあがり、「尹錫悦政権の退行と暴走を止めるために、わたしたちはこの場に立った」とし、△労働者懸案(週69時間制労組法改悪、50人未満事業場に対する重大災害処罰法適用猶予、労組法2,3条改正=黄色い封筒法に対する大統領拒否権計画)△農民懸案(農畜水産物輸入強行、農家所得月80万ウォン水準暴落、農業予算削減)△庶民・都市貧民民生懸案(チョンセ詐欺、物価暴騰、投機資本のための40兆ウォン支援、財閥税金23兆ウォン削減、公共料金爆弾)など、一つずつあげた。

また、尹錫悦政権が強制動員被害者に対する第三者弁済方案を強行して日本政府に免罪符を与え、日帝に抗して闘った独立運動の歴史を消してしまった。日本の放射能汚染水海洋投棄を擁護し事実上の核テロに加担したとした上で、「親日売国尹錫悦政権退陣」を要求した。

続けて「わたしたちはこれ以上、尹錫悦政権がつくり出した絶望の中で生きることができない」としながら、「主権者であるわたしたちは今日、反民生、反民主、反平和の尹錫悦政権の退陣を宣言する」と声をあげた。

ハム・セウン全国非常時局会議(推)常任顧問は映像を通じた激励辞で「わたしたちが集まったのは、尹錫悦大統領をその権力の座から引きおろすための訴えと叫びからだ。不義の尹錫悦検察独裁を引きおろし、弾劾し、美しい民主政権を実現しよう」「民主主義と平和、民族の団結と和解のための夢を成し遂げよう」と述べた。

クォン・ヨンギル民主労総指導委員は「今日わたしたちは尹錫悦政権退陣総決起を宣言し、闘争の道を力強く進むために集まった」「まさに今が民衆が真によく生きるために闘争する時」と強調した。

大会を30分間で短く終えた総決起参加者は午後4時から、「労働者・農民・貧民・民衆をすべて殺す尹錫悦政権を終えよう!」「民生破綻・財閥重視の尹錫悦政権は退陣しろ!」「米国、日本の利益のために主権を放り出した尹錫悦政権は退陣しろ!」などのスローガンを叫びながら、龍山の大統領室前に向けて街頭行進を繰り広げた。

キム・ジェハ全国民衆行動共同代表は大統領室近隣の南営駅前で行われた集約集会で、「わたしたちが一体どのようにして生き続けていけるのか。一日でも早く尹錫悦を引きおろしてこそ、この地の労働者、農民、庶民が生きることができる」「民衆の総決起で引きおろそう。今日がその出発点」とまとめの発言をした。

7年前(2016年)、農民が労働者と手をとり民衆総決起を起こし、そしてキャンドル大革命を起こし、ペク・ナムギ農民の死を乗り越え、パク・クネを引きおろしたその勢いで尹錫悦を最も早いうちに引きおろそうと声を高めた。

そして「パク・クネ退陣以後、残念だった5年間をこれ以上繰り返さないでおこう」「労働者、民衆が主人公らしく生きる新しい社会の基盤を固めること、それが尹錫悦退陣闘争」と訴えた。

発表された「民衆10大要求案」

1.物価暴騰対策及び民生保障・貧困撤廃

△公共料金引き上げ計画撤回、物価暴騰対策△中小事業者及び家計負債解決△富裕層減税撤回、社会福祉予算拡大△チョンセ詐欺根本的対策策定△公共賃貸住宅建設拡大△露店条例推進中止、露店特別法制定△強制撤去中断、循環式開発施行

2.雇用と労働権保障

△労組法2・3条改正△労組法2・3条改正拒否権計画撤回△週69時間制、労組法改悪撤回△すべての労働者の労働基本権保障△国家責任、公共部門雇用拡大

3.持続可能な農業

△無分別な農水畜産物輸入中止△コメ及び農産物公定価格保障

4.民主主義実現

△検察独裁中止△放送掌握中止及び放送3法改正△放送法に対する拒否権計画撤回△集会デモ保障△公安弾圧中止△国家保安法廃止△国情院解体△良心囚釈放

5.自主平和統一実現及び歴史正義実現

△南北合意履行△韓米日軍事同盟阻止△日本の軍国主義武装化反対△韓米・韓米日軍事訓練中止△親日売国糾弾、屈辱的対日協商破棄 △歴史歪曲中止

6.差別撤廃、人権保障

△差別禁止法制定など差別撤廃△女性、移住民、障がい者、性少数者差別及び嫌悪中止△女性家族部廃止反対

7.青年学生

△青年のための公雇用創出! △政府責任拡大! 教育公共性強化しろ!△大学まで無償教育実施! △無策の大学統廃合中止!

8.気候危機で繰り返される災難惨事への正しい対応及び環境生態系、安全な社会

△原子力発電拡大計画撤回及び温室ガス削減縮小△気候災難への正しい対応及び安全で持続可能な環境生態系保障△梨泰院、五松惨事真相究明責任者処罰、安全社会建設△日本放射能汚染水海洋投棄中止、日本水産物輸入中止

9.社会公共性拡大、民営化阻止

△医療・ケア、エネルギー、交通、住居に対する国民基本権保障△鉄道分割民営化阻止

10.政治改革

△既得権2党体制解体△連動型比例代表制導入及び衛星政党禁止法制定△圏域別並立型比例代表制廃棄

原文 http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=209406