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三重本部
韓統連三重本部が松代大本営跡地でフィールドワークを開催
【2023年10月21日】
韓統連三重本部は10月21、22日に松代大本営(長野県長野市)のフィールドワークを行った。韓統連三重本部、愛知本部、韓青三重県本部のメンバーに加え、フリージャーナリストの中村一成さんが参加した。
三重県桑名市に集合し、自動車で長野市松代町にある象山地下壕へ移動。「NPO法人 松代大本営平和祈念館」のスタッフのガイドで見学。地下壕約500メートルを往復した。地下壕は78年前の姿をそのまま残しており、本工事の従事者であり生存者だった崔小岩(チェ・ソアム)さんの証言を通じて、当時の朝鮮人の生々しい様子を参加者全員が共有した。
宿舎で感想会兼討論会を行い、歴史問題から時事問題まで幅広いテーマで討論した。
22日は3つの建造物(天皇御座所)を見学。沖縄戦で時間を稼ぎ本土決戦を行うために建造され、天皇・皇后・宮内省と「三種の神器」を移すための場所として作られたが、現在でも当時のままの部分があり、参加者は戦争当時の同胞の苦難の状況に思いをはせた。
その後、長野市内で温泉・昼食などの小観光を経て、桑名へ戻り解散。韓統連三重本部の金相祚(キム・サンジョ)代表委員は「フィールドワークを通じて在日朝鮮人の歴史を肌で学び、正しく後世に伝えられる自分をつくることが大切だ。今後も積極的に企画していきたい」と語った。
※写真-大本営跡地で解説を受ける参加者たち