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韓統連が平和協定学習会を開催…平和協定締結の意義を共有
【2023年07月02日】
朝鮮戦争の停戦協定締結から70年を迎え、韓統連関西協議会は6月25日、PLP会館(大阪市北区)で学習会「停戦協定を平和協定に変えよう!~戦争を終え、平和へ~」を開催した。
金隆司(キム・ユンサ)韓統連大阪本部代表委員が主催者あいさつ。「朝鮮戦争の起源をたどっていくと、この戦争の本質が理解できる。今日の学習会を通じて朝鮮戦争の本質と平和協定がなぜ必要なのかについて認識を深めていこう」と語った。
金昌範(キム・チャンボム)大阪本部副代表委員が報告。金副代表委員は朝鮮戦争の開戦に至る経緯を報告しながら、「北の南進説については根拠が不明」と述べるとともに、戦争の推移を振り返り「米国は朝鮮人民軍の戦闘力を軽視していた」と指摘した。
1953年に締結された停戦協定について解説し、「停戦協定ではすべての外国軍隊は朝鮮半島から撤退と明記され、ソ連は撤退したが、米国は53年8月に韓米相互防衛条約を仮調印し、在韓米軍が創立された」と語り、平和協定締結に向けて「4・27板門店宣言では休戦協定を平和協定に転換し、恒久的平和体制構築のための4者会談の会談を推進すると明記されている。米国の承諾なしに平和協定締結は困難なのはもちろんだが、南北の自主力量が平和協定締結の可能性を高めていく」と強調した。
質疑討論後、金昌五(キム・チャンオ)韓統連大阪本部副代表委員から、7月22日にソウルで開かれる「停戦70年 朝鮮半島平和大会」と大会に参加する訪韓団が紹介され、崔孝行(チェ・ヒョヘン)兵庫本部代表委員が閉会挨拶した。
学習会は全国単位で開催され、関東(神奈川)は6月18日に川崎市内で、東海は7月2日に名古屋市内で開催。それぞれ金副代表委員が報告し、統一旗への寄せ書き、平和協定締結を求めるプラカード・アピール、署名活動を行った。
※写真―報告する金昌範副代表委員