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民主労総など「尹錫悦退陣汎国民抗争」を提案…27日に代表者会議

【2023年6月16日】

尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権退陣を求める声が各界各層に、そして全国に急速に広がる中、民主労総などが汎国民的な退陣闘争とそのための推進機構の結成を呼び掛けた。「民衆の声」の記事(6月6日付け)を紹介する。

民主労総など民衆運動団体が、尹錫悦政権退陣のための汎国民抗争とこれを推進する共同機構の構想を公式提案した。

労働者、農民、貧民団体の代表らは6月5日、「尹錫悦政権退陣闘争を提案します」との公式提案文を発表した。梁慶洙(ヤン・ギョンス)民主労総委員長、ハ・ウォノ全農議長、ヤン・オッキ全国女性農民会総連合会長、イ・ギョンミン貧民解放実践連帯共同代表の4人が提案者として名を連ねた。

梁委員長らは「尹政権の1年、誰よりも最も苦痛を受け弾圧されてきた人々が労働者、農民、都市貧民だ」とし、「尹政権は急速に富裕層天国・庶民地獄の韓国社会をつくりだしている」と指摘。「国民の絶対多数であり最も苦痛を受ける労働者・農民・貧民らは尹政権退陣にすべてをかけて闘う」と明らかにした。

提案者は「尹政権の親日親米行脚と朝鮮半島における戦争策動は、憂慮をこえて民衆生存を直接脅かす状況に至った」とし、「民衆の批判と抵抗にくさびを差し物理的弾圧をさらに強化している」と批判。「歴史を10年前、100年前に退行させているとの国民の嘆きと怒りは、いまや抵抗と抗争の導火線となっている」と強調した。

また「宗教界、学会、元老など各界各層から非常時局宣言が引き続いており、政権退陣のための実践と行動が継続している」とし、「最も苦痛を受け最も憤っている労働者、農民、都市貧民と共に力と知恵を集め、尹政権退陣闘争を汎国民的抗争として準備していこう」と提案した。

提案によれば、27日に尹政権退陣闘争に同意するすべての団体、元老・人士らと共に「退陣闘争共同機構諸団体代表者会議」を開く予定。あわせて7月15日に「尹錫悦政権退陣時局大会(1次)」を汎国民的に開催することを提案した。民主労総は7月3~15日の全面スト闘争を決定し準備中だ。

https://vop.co.kr/A00001634400.html