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「朝鮮半島平和行動」が韓米合同軍事演習「フリーダムシールド」中止を求め平和行進

【2023年3月17日】

3月13日から11日間、大規模な韓米合同軍事演習「フリーダムシールド(FS、自由の盾)」が展開され、朝鮮半島の戦争の危機がさらに高まる情勢を前にして、「停戦70年 朝鮮半島平和行動」(※763団体で2月14日に発足)が11日午後、龍山・大統領室前からソウル市庁広場まで「敵対をやめ平和へ 韓米合同軍事演習中止! 3・11平和行進」を実施した。統一ニュースの記事(3月12日付け)から抜粋し紹介する。

「戦争になるかと憂慮、韓米合同軍事演習を中止しろ」

朝鮮半島平和行動、大統領室近くで「ダイイン・パフォーマンス」に続けて平和行進

参加者らは韓米合同軍事演習「フリーダムシールド」に抗し、「平和に向けた切実な要求」を込めて「ダイイン・パフォーマンス」を実施、1分ほど地面に横たわった後、平和行進を開始した。

行進団には「敵対をやめて平和へ」「戦争になるか憂慮、韓米合同軍事演習を中止しろ」「No War Yes Peace」「軍事脅威で平和をつくることはできない」「軍事演習の中止で再び対話の場を開こう」などの幕がはためいた。

事前集会の発言で、韓忠穆(ハン・チュンモク)韓国進歩連帯常任共同代表は、歴代級の軍事演習を前にし「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領はあまりにも浮かれている」と皮肉った。

「われわれの銃口が狙うのはわれわれの兄弟であり同族だ。北が滅んでも南はかまわないのか。中国を狙っても韓国はかまわないのか。機動訓練に1万3千余人が参与するという。それで、元山に上陸しピョンヤンを占領し北に指導部をつくる作戦をするという。こんなことがあってよいのか」と主張した。

韓代表は「尹大統領就任10カ月、国を滅ぼす国政ろう断が進行している。『争点で争点を覆い隠す』という言葉がある。もしも尹政権が韓米合同軍事演習を強力に進めて北の挑発を誘導し、北風で国政ろう断を覆い隠そうとするなら、それは大きな誤算」と指摘した。

「キャンドルを通じて民主主義革命を完遂した国民はだまされない」「平和を破壊する尹政権に対する糾弾をこえ、これからは民生破綻の尹錫悦、民主主義失踪の尹錫悦、梨泰院惨事から目を背けた尹政権に対する審判・退陣闘争を展開する」と力強く訴えた。

原文 https://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=207474