情勢コーナー

記事紹介

各界の市民社会宗教労働団体「スパイねつ造 公安弾圧 国情院糾弾大会」開催 「尹錫悦政権、危機脱出・局面転換・公安弾圧」厳しく糾弾

【2023年2月20日】

各界の市民社会宗教労働団体「スパイねつ造 公安弾圧 国情院糾弾大会」開催

尹政権(国情院)による進歩民衆勢力に対する公安弾圧を糾弾する大会が2月11日、国情院前で開催された。統一ニュース(2月11日付け)から記事を紹介する。

国家保安法廃止国民行動、公安弾圧阻止・国家保安法廃止対策委員会、全国民衆行動など各界の市民社会宗教労働団体は2月11日、国家情報院(国情院)前で「国家保安法廃止! 国情院解体! 政権危機脱出用のスパイねつ造・公安弾圧 国情院糾弾大会」を開催し、政権危機の局面を転換するために公安弾圧をほしいままにする尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を厳しく糾弾した。

参加者は決議文を通じて、尹政権と国情院による公安弾圧が極限に達しており、進歩民衆団体の自主権、平和と統一、労働者民衆の生存権のための活動がすべて北の指令によるものだと罵倒されていると主張した。

現在、国家保安法により拘束されている4人の進歩活動家は、憲法が保障する黙秘権と弁護士依頼の権利を行使すると重ねて明らかにしてきた。しかし、国情院は被疑事実、虚偽事実の流布に熱をあげながら、自白強要のための強制引致(※拘束令状により容疑者を強制的に連行すること)を絶え間なく試みていると暴露した。

政権と公安機関がこのように国家保安法の刃(やいば)を振り回す理由は簡単であり、梨泰院惨事と政府の無能、強制徴用問題の屈辱的解決、民生破たんと経済危機、引き続く外交惨事、朝鮮半島における戦争の危機に対しわきおこる国民の声を防がなければならないからだとした。

独裁政権の反対者を公安弾圧した李承晩(イ・スンマン)政権と軍部独裁政権、そして朴槿恵(パク・クネ)政権の最後は国民の抗争であったとし、尹政権はさらに大きな抗争に直面する前に、この間の失政について国民に誠実に謝罪することからはじめるべきだと糾弾の声をあげた。

最後に、参加者は「弾圧ならば抗争だ」「政権の危機と失政を覆い隠し、局面転換用の公安弾圧をほしいままにする尹政権を必ず審判しよう」「反民主・反統一悪法の国家保安法を廃止し国情院を解体しよう」など力強く決議をあげた。

各界代表者のアピール(※抜粋)

△ユン・フィスク進歩党常任代表「民主主義の発展を妨害する最後の関門である国情院を解体し国家保安法を廃止し、すべての思想と良心が自由に保障される社会のために最後まで闘う」

△パク・ソグン国家保安法廃止国民行動共同代表「いまの暴圧蛮行は、違憲審判を待つ反人権・反民主悪法の国家保安法と国情院の捜査権を維持するための公安弾圧であり厳しく糾弾する」

△ユン・テックン民主労総首席副委員長「民主労総に対する極右保守メディアの悪らつな世論攻撃を暴露糾弾する。7日の定期代議員大会で尹政権の失政と暴政に先頭で闘うことを決意した。積極的な連帯闘争を展開する」

原文 http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=207253