主張・声明

声明南北合意を支持・歓迎し、第2の6・15時代を切り開こう

2018年 1月 10日

金正恩委員長が1月1日の新年辞で「凍結状態の北南関係を改善しなければならない」と述べ、2月に開催される平昌五輪への参加と南北当局者会談に前向きな姿勢を示したことに対し、文在寅大統領は2日、即座に歓迎の意を表明し、統一省も同日、板門店での南北高位級会談の開催を提案した。4日には、文大統領が米国側に要請していた、オリンピック期間中の韓米合同軍事演習の延期に韓米首脳が合意し、その翌日に北側が南側の提案を受諾。9日に板門店で2年ぶりに、文政権発足後では初の南北高位級会談が開催された。

南側から統一相が、北側から祖国平和統一委員会委員長が参加するなど「事実上の閣僚級会談」として開催された南北高位級会談では、3項目にわたる「南北共同報道文」が発表された。

共同報道文では、①北側が平昌五輪に高位級代表団、選手団、応援団などを派遣②南北軍事会談の開催、多様な分野で接触と往来の活性化③南北共同宣言を尊重し南北関係を巡る問題は、「わが民族」が朝鮮半島問題の当事者として対話と交渉で解決すると明らかにした。

今回の合意の成果として、△北側の平昌五輪参加により、同五輪が「平和の祭典」「民族の祭典」として開かれ、全世界にこれを誇示し、民族の和解と平和に大きく寄与する展望が開かれたこと△南北軍事会談により、朝鮮半島の軍事緊張を大幅に緩和し、平和実現の主導権を南北が握ることが可能になり、南北共助の力で米国の戦争政策に対抗できることも視野に入ったこと△共同宣言に基づいた南北対話の継続により、提起される問題を対話と交渉を通じて解決することが可能となり、南北の和解と交流が共同宣言の精神である「自主」と「わが民族同士」の実践として、飛躍的に進展することがあげられるだろう。

一方、マティス米国防長官が5日、宋永武・韓国国防相に「平昌オリンピックを巡る問題だけ」を協議するよう要求。安倍政権も南北会談前日に外務省官僚をソウルに急派し、対北圧力を念押しするなど、米国と日本は南北対話が進展し韓米日による対北包囲網が崩れることを恐れ、南北高位級会談に対する露骨で不当な干渉をいとわなかった。延期した韓米合同軍事演習も4月に強行される可能性がある。

私たちは、米日の露骨な干渉を厳しく糾弾し、朝鮮半島の戦争危機を高める侵略的な韓米合同軍事演習の中止を求めると同時に、今回の合意の着実な履行を通じ、「祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会」をはじめとした民族共同行事が開催され、「第2の6・15時代」が切り開かれるよう、今後も統一運動にまい進する決意を表明する。

2018年1月10日
在日韓国民主統一連合