韓国ニュース バックナンバー

『週刊韓国ニュース』第225号(2019.10.18)

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●検察改革求める第9回キャンドル集会、李理事長「親日検察・独裁体制の鎖を断ち切ることが改革」

「第9回 司法積弊清算のための検察改革キャンドル集会」が10月12日、ソウルの大検察庁(最高検)前で開催された。

集会では、李富榮(イ・ブヨン)自由実践財団理事長(前国会議員)が、維新独裁時代の1975年に国家保安法と反共法違反などの容疑で、中央情報部に連行され拷問された後、検察に送致されたと語り、「当時の担当検事に対し、拷問で自白を強要されたため再調査を要請したが、検事はこれを無視して、中央情報部の調査をそっくりそのまま検察調書とし、裁判ではそれが判決文になった」と証言。「検察は日帝時代の親日検察、軍事独裁体制をそのまま受け継いでいる。この遺伝子の鎖を断ち切ることが検察改革」と訴えた。

●チョ国法相、直接捜査縮小などの検察改革案を発表

チョ国(チョ・グク)法相は10月14日、ソウルの法務省庁舎で検察改革案を発表した。

改革案では、検察の直接捜査縮小のためにソウル中央地検・大邱地検・光州地検の3地検を除く7地検の特捜部を廃止するとし、特捜部の名称も「反腐敗捜査部」に変更される。捜査対象については「検事長が指定する事件」としていた現行規定を改正し、公務員職務関連犯罪、重要企業犯罪などに具体化する。

さらに、△長時間・深夜の事情聴取の制限△(過剰捜査の象徴とされる)別件捜査と捜査長期化の禁止△出頭調査の最小化などを通じ、検察の捜査慣行を改革すると明らかにした。

チョ法相は「国民中心の検察組織の確立」「序列・上意下達の権威的組織文化を改革すべき」と強調した。

●政府主管で釜馬民主抗争40周年記念式、文大統領「民主主義を開いた偉大な抗争」

10月16日、慶尚南道・昌原市の慶南大で政府主管により釜馬民主抗争40周年記念式が開催された。釜馬民主抗争は、釜山と馬山(現在の昌原)の学生と市民が維新独裁に抵抗し闘った大規模な民主化運動であり、1979年10月16日に釜山で始まり、同月18日には馬山まで広がった。政府は9月24日、40周年を迎える釜馬民主抗争を国家記念日に指定した。

記念式に参加した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「釜馬民主抗争は終わりの見えなかった維新独裁を倒すことにより、民主主義の夜明けを開いた偉大な抗争」とその意義を述べ、「2016年のキャンドル革命に至る民主抗争の偉大な歴史がある限り、いかなる権力も国民の上に君臨することはできない」と強調した。また文大統領は当時の犠牲者に謝罪するとともに、加害者の責任を徹底究明するとした。

文大統領は記念式に先立ち「釜馬民主抗争特別展示」を観覧した。