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『週刊韓国ニュース』第213号(2019.7.5)

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●米国大統領が初めて分断線越え北側へ-事実上の第3回朝米首脳会談、南北と米の3首脳による初の会合も実現。韓統連が歓迎声明を発表

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領は6月30日、板門店の南側施設「自由の家」で事実上の第3回朝米首脳会談を開催し、当局間対話の再開に合意した。

これに先立ち、トランプ大統領は米国大統領として初めて軍事境界線(分断線)を越え北側に入った。そして、金委員長とトランプ大統領はともに南側に戻り、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の歓迎を受けた。南北と米の3首脳が会合するのも初めて。

これを受け、在日韓国民主統一連合(韓統連)は7月2日、声明「第3回朝米首脳会談の開催と合意を熱烈に歓迎する!」を発表。米国に対しシンガポール共同声明の原則に立ち返るよう求めた。全文を紹介する。

《声明-第3回朝米首脳会談の開催と合意を熱烈に歓迎する!》

6月30日、トランプ大統領の突然の提案を金正恩国務委員長が受け入れ、板門店で歴史的な第3回朝米首脳会談が電撃的に開催された。板門店の南側から軍事境界線に向かうトランプ大統領を金委員長が北側に迎え入れ、両首脳が熱く握手を交わした場面は全世界の人々に、朝米関係の改善および朝鮮半島の平和実現に向けた両首脳の固い決意を印象付けた。トランプ大統領は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の地に足を踏み入れた最初の米国大統領となった。また、南側に入る朝米首脳を文在寅大統領が歓迎しながら合流し、南・北・米3者首脳の出会いも初めて実現した。

朝米首脳は板門店南側地域の「自由の家」で約1時間の会談を持った。会談で両首脳は朝鮮半島の緊張緩和、朝米関係の劇的改善について、さらにそれを実現するうえでの双方の憂慮事項と関心事項などについて論議を行った。その結果、双方が相互の理解と共感を深めると同時に、朝米関係の改善と朝鮮半島の非核化のための協議を再開することを決定した。具体的には今月中旬ごろに朝米実務協議を開始することになった。

去る2月末の第2回朝米首脳会談では、朝鮮半島の平和と非核化をめぐって合意できなかったことから、4カ月間にわたって朝米関係がこう着状態に陥っていた。米国は北朝鮮の完全な非核化の後に制裁を解除する案に固執する一方、北朝鮮は非核化と安全保障を朝米双方が段階的・同時的に実行していくことを主張し論議したが、結局対立を解消できなかった。第2回会談以降、北朝鮮は会談を破綻させた米国の対北強硬派に対して厳しい批判を加えながら、トランプ政権に合意が可能な交渉案の再提出を、とりわけ安全の保障を強く求めていた。この間の朝米のこう着状態を打開し、朝米合意を作り出すうえで重大な契機となった歴史的な第3回朝米首脳会談の成功を衷心から祝賀し、その合意を熱烈に支持する。

朝米首脳会談でトランプ大統領は金正恩委員長に対してホワイトハウスへの招請を行った。朝米実務協議が順調に進展し、早期に第4回朝米首脳会談が開催されるよう条件と環境が整えられる必要がある。われわれは、シンガポール共同声明に示された原則に立ち返って朝米合意が早期に成されるよう強く要望する。

2019年7月2日
在日韓国民主統一連合