韓国ニュース バックナンバー

『週刊韓国ニュース』第202号(2019.4.12)

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●新任統一相が就任あいさつ「平和と経済の好循環を」

金錬鉄(キム・ヨンチョル)新任統一相は4月8日、ソウルの政府庁舎で開かれた就任式でのあいさつで、「平和の価値を国民生活で実感し、南北関係の変化によって日常の生活が変わるという確信があってこそ、対北政策に対する国民的合意も広がる」と述べ、「経済を通じて平和を強化し、平和を基礎に再び経済協力を増進させる好循環構造を定着させる」と強調した。

さらに、金統一相は「統一未来世代が積極的に参加できる『参加型統一教育』の新しいモデルをつくる」と統一教育に意欲を示した。また、南北関係・朝米関係・韓米関係が連関して肯定的に進むよう努力すると語った。

●市民団体が米国大使館前で平和集会開催

4月11日の韓米首脳会談(ワシントン)を控え、市民社会団体「平和と統一を開く人々」が9日、ソウルの米国大使館前で「韓米首脳会談に向けた平和行動」を開催した。

参加者らは、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に一方的に非核化を求める米国の対北圧力の撤回とともに、朝鮮半島の非核化と平和協定の締結が同時に推進されなければならないと強調した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対しては、開城工業団地と金剛山観光の即時再開、朝米のこう着状態を対話へと転換することに寄与するよう求めた。

集会では、南北首脳と米大統領に扮した参加者らによるパフォーマンスも行われた。

●非正規職の山火事鎮火部隊、処遇改善を求める声が広がる

韓国東北部・江原道で4月4日に発生した山火事は政府の迅速な対応で収拾したが、全国から投入された消防隊員の活躍に称賛の声が上がるとともに、危険な職種でありながらも劣悪な処遇であることに、大統領府への国民請願やSNSなどを通じて、改善を求める世論が高まっている。

今回の鎮火作業では第一線を山火事特殊鎮火部隊が、その後方を消防隊が受け持った。全国で330人からなる鎮火部隊は2017年に発足。隊員の日当は法定基準の10万ウォン(約1万円)のみ、手当や退職金はない10カ月の非正規職。消防隊員は正規職だが、地方職から国家職への転換が課題となっている。

政府は現在、鎮火部隊の処遇改善を検討中。消防隊員の国家職への転換は国会で審議中だが、自由韓国党の反与党次元での「反対」で停滞している。