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最新号 第1269号(15.12.04発行)を掲載しました

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民族時報 第1269号(4)

ソウルでの民衆総決起に13万人が結集

警察が高圧放水で殺人的弾圧

 民主破壊・民生破たん・南北対決をもたらした朴槿恵政権を厳しく糾弾する「民衆総決起」が14日、ソウルで開かれ、労働者、農民、青年学生ら13万人が結集した。主催は民主労総、全農をはじめとする全国的な部門別53団体と地域333団体で構成する民衆総決起闘争本部。

参加者らは労働改悪中止、食用コメ輸入阻止、歴史教科書国定化反対、対北敵対政策破棄などのスローガンを掲げ、ソウル各所で部門別集会を開いた後、ソウ ル広場の労働者大会を経て本大会場である光化門広場に結集しようとしたが、警察は車両で壁をつくり、参加者が会場に入れないよう源泉封鎖、とうがらし成分 のカプサイシンを混入した高圧放水を浴びせるなど、強硬鎮圧で一貫し負傷者が続出した。カトリック農民会のペク・ナムギ氏(69)が頭部に放水の直撃を受 け、意識不明の重体でソウル大病院に搬送された。

闘争本部は翌日から弾圧糾弾闘争を展開、朴政権の強硬鎮圧について「殺人未遂」行為と厳しく批判するとともに、「朴大統領が謝罪し警察庁長官が罷免されるまで、ろう城する」と宣言、12月5日に予定される第2回民衆総決起への決意を示した。

一方、黄教安首相は閣議で、民衆総決起を「事前に準備された不法・暴力デモ」と罵倒、主催者に対する徹底処罰を公言する一方、ペク氏の件や警察の過剰鎮圧については一切言及しなかった。国民の正当な要求を強硬弾圧で抑え込む朴政権に対する怒りの声が高まっている。

 

 

 


【主張】頭をもたげる永久執権策動

先月中旬、セヌリ党の洪文鐘議員が「5年1期の大統領制は死んだ制度だ」「外交を担当する大統領と内政を担当する首相を置く(二元執政府制の)ほうが、 5年1期より政策の一貫性がある」という発言をして改憲の可能性に言及した。朴派である洪議員は朴槿恵大統領の意向に違う発言はしないはずなので、これは 即ち朴大統領自身の意志を反映した、彼女の永久執権の野欲を明らかにしたものだ。具体的には来年中に改憲し、2年後の大統領選挙で朴槿恵大統領がコント ロールできる大統領を当選させると同時に、そのもとで朴派の首相を置くことを第1段階とし、次々大統領選挙で朴槿恵氏を大統領にカムバックさせることを第 2段階とし、再選も可能とする新憲法のもとで、その次の大統領選挙でも朴氏を大統領に当選させることを第3段階とする、永久執権策動である。

朴政権が改憲を実現しようとすれば、来年4月の総選挙でセヌリ党が全体議員数(300議席)の3分の2近くを獲得する必要があり、更に当選したセヌリ党 議員全体数の半分くらいが朴派議員で占めなければならない。非常に高いハードルであるが、すでに朴派の基盤である大邱・慶尚北道地方では総選挙の立候補予 定者を朴派で固める動きを露骨化させるなど、朴政権は永久執権に向けて行動を開始している。

われわれは朴槿恵政権の永久執権策動に断固反対する。

朴政権は執権の3年間、福祉政策を拡充するという公約を破棄するどころか、反民衆的な政策で労働者と農民はじめ民衆の生活をどん底に陥れた。300人以 上の犠牲者を出したセウォル号惨事の真相究明活動を妨害し、とりわけ「大統領の7時間」といわれる惨事直後における大統領の救出対策の実態を明らかにする ことを頑強に拒否している。合法政党であった統合進歩党を強制解散させるなど民主主義を大きく後退させた。更には中・高校生の歴史教科書を国定化すること で、教育の民主制を剥奪してしまった。教科書国定化の目的は親日と維新独裁の美化にある。ソウルで開催された11・14民衆総決起集会(13万人結集)が 凶悪な警察力で完全封鎖されたように今や、国民の自由と権利は根底から脅かされている。朴政権は重大な失政を重ねても、ひきつづき強権弾圧に頼って権座に しがみつくだろう。このまま彼らを放置すれば、永久執権策動が本格化するに違いない。それは結局、第2の維新独裁という暗黒時代の再来につながる。

われわれは救国と不退転の覚悟で朴槿恵・セヌリ党政権を必ず退陣させなければならない。


韓統連が朴政権糾弾の宣伝活動

民衆総決起と連帯して

歴史教科書の国定化強行をはじめとした朴槿恵政権の独裁政治に反対して、韓統連(孫亨根議長)が日本各地で宣伝活動を展開している。

11月7日にはコリアンタウンである東京・新大久保駅前で、韓統連と韓青(金承民委員長)が国定化に反対する街頭宣伝を展開した。参加者ら朴政権を批判 する大型パネルを掲げながら、「民主主義に逆行する歴史クーデターをやめろ」「植民地美化、独裁賛美の歴史教科書反対」「反統一勢力の永久執権策動を阻止 しよう」と訴えた。

大阪でも22日、韓青大阪府本部が街頭宣伝を行ない、朴政権の悪政とともに、14日に韓国で行われた民衆総決起に対する警察の殺人的弾圧を非難した。

街頭宣伝の他、東京の三河島、神奈川の桜本、大阪の生野、兵庫の神戸、尼崎を中心に、朴政権の実態を暴露するビラの投げ込みを行った。

韓統連では、韓国の民衆総決起と連帯して宣伝活動を強化していくとしている。


韓統連兵庫がセミナー

安保法と朝鮮半島とテーマに

韓統連兵庫本部(崔孝行代表委員)は11月22日、尼崎市内で「韓統連兵庫本部セミナー」を開催した。尼崎での開催は初の試み。

韓統連、韓青の他、地域同胞や連帯する日本人など多数参加する中、冒頭で韓統連の活動の歴史をつづった映像「韓統連結成40周年記念『自主・民主・統一の歩み』」を鑑賞した。

崔代表委員が主催者あいさつした後、孫亨根議長が「『安保関連法』と朝鮮半島の平和・統一」をテーマに講演した。

講演では、朝鮮半島に対する米国の覇権主義と日本の軍国化政策により、東北アジアで戦争の危機が高まっていると指摘。そうした米日に追随する朴槿恵政権 は、対北対決姿勢をさらに強めるとともに、韓国民衆への弾圧を一層強化していると強調した。そして戦争を阻止するためにも、朝鮮半島の平和と統一を目指 し、朴政権の退陣を求めて闘う韓国民衆と連帯しようと力強く訴えた。

民族時報 第1269号(3)

【論説】吹き荒れる弾圧の嵐

  公安弾圧の嵐が吹き荒れている。「行こう!大統領府に、ひっくり返そう!世の中を」をスローガンに、歴史教科書国定化撤回・労働法改悪反対・コメ輸入阻 止・朴槿恵政権退陣などを掲げて11月14日に開かれた民衆総決起大会に13万人が結集した。しかし、参加者を待ち構えていたのは、248個中隊におよぶ 警察2万人だった。警察は光化門広場に車輌で壁をつくり集会を源泉封鎖、とうがらし成分のカプサイシンを混入した放水車を動員し、7時間にわたって放水を 浴びせた。警察の過剰鎮圧に対してデモ隊も抵抗した。

警察の殺人的放水を受けて倒れた農民のペク・ナムギ氏(69)は、現在、危篤状態だ。警察の放水は負傷者が発生したにも関わらず30分以上続き、さらに はペク氏を乗せた救急車にも放水した。「民衆総決起人権侵害監視団」の調査によれば、安全規則を破った直接射撃放水、長時間放水、高圧放水、染料混合放 水、高濃度催涙液を混入した放水だったことが明らかになった。国民を敵とみなす国家暴力だ。
朴槿恵大統領、デモ参加者を「テロリスト」にたとえる

朴大統領は警察の暴力弾圧で重態に陥ったペク氏については、大統領としていまだに一言も謝罪の言葉がない。むしろ、閣議を開き、イスラム国家(IS)の ように顔を隠す覆面デモはできないようにすべきだとし、デモ参加者を「テロリスト」にたとえた。また、「民主労総委員長がデモ現場に現れ、暴力集会を主導 した」「大韓民国の体制転覆を企図した統合進歩党の復活を主張する政治的スローガンまで登場した」と述べた。そして、人権侵害が憂慮され現在まで延期され てきたテロ関連立法を、今度こそ通過できるよう最善を尽くして欲しいと国会を圧迫した。

セヌリ党の金武星代表も民衆総決起を不法・暴力デモおよび集会と規定し、覆面デモ禁止法をつくらなければならないと主張した。他のセヌリ党議員も「朴槿 恵政権退陣という言葉は、北朝鮮が使う言葉と同じものだ」などと国民を罵倒している。もはや風邪をひいてマスクをする人間も捕まるような状況だ。

警察は光化門集会の参加者を探し出すために、公企業と民間企業に公文を送り、集会参加者の人的事項を収集中だ。また、労働組合の名簿とCCTV(監視カメラ)映像など、個人情報も無断で収集している。

朴政権とセヌリ党は、フランスのテロに乗じて集会とISを関連付けて、歴史教科書の国定化強行に対する国民的反発を押さえつけるために、労働法改悪に反 対する民主労総に「暴徒」のレッテルを貼ろうとしているのだ。光化門集会を暴力テロと規定し、大々的な捜査で恐怖的雰囲気をつくるのは、朴政権の新公安政 局だ。セヌリ党は朴大統領の指示通り、テロ防止法、サイバーテロ防止法、通信秘密保護法などを定期国会内に通過させるとしている。また、在外同胞の指紋情 報を収集する出入国管理法改定案、位置情報法改定案、「監聴」(法的許可を得た「盗聴」)協力の義務化法案も推進中だ。国民の私生活を監視する人権侵害、 民主主義の抑圧に取り組もうというのだ。

デモ隊への鎮圧は計画的国家暴力

民衆総決起闘争本部は、朴大統領の発言と関連して論評を発表。「殺人的鎮圧に対する大統領の謝罪」「警察庁長官の罷免」「関係者の処罰」という国民的要 求を正面から拒否したことで、不通の政治と独裁的専横を継続すると宣言したも同然と評した。全国女性農民会総連合など農民団体は「朴正煕の緊急措置と全斗 煥の戒厳令宣布のように聞こえた」と怒りをあらわにし、17日からペク氏が入院しているソウル大病院前で、政権退陣を要求するろう城に突入した。

一方、「民衆総決起殺人鎮圧の真相究明・再発防止汎国民対策委が発足した(107団体、11・24現在)。対策委は警察の過剰鎮圧行為に対する真相究 明、政府の謝罪と責任者処罰、再発防止対策を要求している。さらに、デモ隊への鎮圧は構造的で計画的な国家暴力によってなされたものであると規定し、朴槿 恵大統領に家族と国民に対して謝罪するよう求めている。

野党の新政治民主連合は、国民を広場に集まらせたのは、国民の圧倒的反対にも関わらず歴史教科書の国定化を強行した大統領の一方通行だとし、分裂と対立の政治を止めようと主張した。

殺人的弾圧に立ち向かい第2次大会開催へ

一方、警察は21日、2500余人の警察力を投入して、民主労総の本部事務室と産別地域組織事務室など8ケ所を押収捜索した。警察の暴力鎮圧世論に対す る関心をそらそうとするものだ。警察は集会とは何の関係もない押収物を公表し、集会の暴力性を際立たせようとしている。嫌疑は民衆総決起大会と関連した不 法集会・デモ、セウォル号1周忌追悼祭、4月のゼネストだ。朴政権の政策に反対する人間はすべて公権力で弾圧し、恐怖的雰囲気をつくることが政府としての 道理であろうか。

民衆総決起大会の核心要求は、歴史教科書国定化方針の撤回だった。朴槿恵政権は親日独裁を美化する国定化反対の国民的要求を黙殺した。意見を収れんする としながらファックスの電源を切ったままにし、教育省に提出された賛成意見と署名用紙が大量にねつ造されていた事実も明らかになった。教科書執筆陣の公開 も拒否している状況だ。12月5日の第2次民衆総決起に国民の関心が集中している。

(金大鉉記者)


三重で植民地時代の朝鮮人虐殺追悼集会

熊野市で開催、韓統連・韓青が参加

植民地時代に三重県熊野市で起こった朝鮮人労働者虐殺事件「木本(きのもと)事件」の犠牲者と、紀州鉱山に強制連行され亡くなった朝鮮人を追悼する行事 が11月7~8日にかけて、熊野市内で行われた。韓統連三重本部(金相祚代表委員)や韓青三重県本部(梁健銘委員長)の他、民団同胞と日本人、韓国から慶 尚北道議員団が参加した。

7日は「(木本事件の犠牲者である)李基允氏と裵相度氏の追悼集会」が開かれた後、事件現場のフィールドワークが行われた。

8日は「紀州鉱山で亡くなった朝鮮人を追悼する集会」が行われ、韓青のサムルノリの後、朝鮮人追悼碑の除幕式や、裁判報告、献花などが行われた。金代表委員は「三重の在日同胞として、この歴史を継承していく」とあいさつした。


学生協・留学同が合同セミナー

康会長が報告、討論も活発に

学生協(康帝洙会長)と留学同(金賢一委員長)は11月7日、京都大学で「留学同&学生協合同セミナー~分断と統一を考える~」を開催し、京都地域を中心に多数の同胞学生が参加した。

セミナーでは情勢報告のあと、留学同OBである大谷大学の呉仁済講師が講演した。

続いて、8月に白頭山・ピョンヤン・板門店で開催された「祖国解放70周年記念民族統一大会」に関して、康会長が参加報告した。康会長は民族統一大会での貴重な経験を通じて、同大会が同胞たちの自主統一に向けた情熱に溢れたものであったことを実感したと述べた。

最後に、「朝鮮半島の統一」についてディスカッションするなど、両団体の連帯と交流を深めた。


韓統連大阪が野遊会

バーベキューで親睦を深める

韓統連大阪本部(金隆司代表委員)が11月1日、大阪府八尾市の久宝寺緑地公園で秋期野遊会を開催した。

生野支部をはじめ韓統連会員や地域同胞が家族連れで多数集った野遊会では、金代表委員の乾杯あいさつの後、バーベキューを食べながら「ウリ民族クイズ大 会」などに興じるなど、楽しいひと時を過ごして親睦を深めた。最後に、韓統連大阪の行事紹介、宣伝ビラの配布とあわせて、韓国国会議員選挙の選挙人登録の 案内が行われた。


平統協が統一シンポ開催

パネラーに民主女性会の金会長

祖国平和統一協会(平統協)結成25周年に際して、11月16日に都内で「分断70年、統一の未来に向かって」(主催=同実行委員会)をテーマにした講 演とシンポジウムが開かれ、約200人が参加した。シンポジウムでは、韓国から訪日した檀君民族平和統一協議会と韓民族運動団体連合の代表が連帯あいさつ した。

朝鮮大学の崔勇海教授が「分断70年と統一の未来-再び考える6・15、10・4宣言と統一情勢の展望」と題して講演した。崔教授は、特に6・15共同宣言2項、10・4宣言5項と8項が、統一が何をもたらすかについて提示していると強調した。

「分断70年を越えて考える祖国と在日同胞」をテーマにしたシンポジウムでは、民主女性会の金知栄会長(6・15日本地域委員会副議長)、映画「60万 回のトライ」を製作した朴思柔監督らが出演した。金会長は、自身の半生を通して分断の痛みを直視しながら、在日同胞と祖国統一の連関性について発言した。


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