在日韓国民主統一連合

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最新号 第1255号(14.10.01付)を掲載しました

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民族時報のご案内

民族時報 第1255号(4)

韓青、第26回中央大会開く

金承民新委員長を選出

 在日韓国青年同盟(韓青)の第二十六回中央大会が九月十四日、東京都内で開かれた。会場には韓青盟員やOB・OG、連帯関係者など多くの参加者が集った。

大会は、韓青盟員たちによる「四月の若き獅子たち」の合唱から始まり、続いて運動の先烈たちと故金政夫前韓統連議長と故慎忠義監査委員長に黙とうが捧げられた。

文世賢委員長のあいさつの後、韓統連の孫亨根議長、民主女性会の金知栄会長、学生協の車有吾会長から激励辞が、在日本朝鮮青年同盟の金勇柱委員長、社会民主党の山登志浩常任幹事、新社会党の富山栄子副委員長から連帯辞が述べられた。

二〇一〇年度から五年間の活動総括と決算報告が採択された後、▽維新独裁復活の朴槿恵政権を退陣させ、「第二の六・一五時代」をきり開こう!▽日本の軍 事大国化と在日同胞への排外主義をくい止め、在日同胞の民族的民主的諸権利を擁護しよう!▽組織を質量ともに強化し、在日同胞社会の「未来の担い手」たる 誇らしい民族幹部とともに、統一新時代を創造していこう!──などからなる基本方針案が提起され、韓青盟員たちの決意表明の後、満場一致で採択された。

規約改正の後、新執行部の選出が行われた。新委員長に金承民副委員長が選ばれ、「在日同胞青年とともに『第二の六・一五時代』をきり開いていく」と抱負 を語った。功労者表彰の後、スローガン斉唱とともに大会が締めくくられた。大会後、退任した文前委員長と朴明哲前副委員長を慰労し新執行部を祝賀するレセ プションが開かれた。

 


【祝辞】第二十六回韓青中央大会に寄せる祝辞

在日韓国民主統一連合議長 孫亨根

盛会を熱烈に祝賀します。総括期間の四年間、私は韓青が以前にもまして強力に自主・民主・統一運動を推進したことに対して、心から感謝と慰労の言葉を送 ります。韓青は総選挙と大統領選挙があった二〇一二年を保守政権に終止符を打ち、進歩的政権交代を実現する年と位置づけ精力的な政治活動を行い、同時に海 外同胞にも選挙権が与えられたことを歓迎し、選挙弘報運動を展開しました。大統領選挙の結果は残念なものでしたが、海外のみの投票集計では野党が勝利しま した。初めての選挙運動の経験によって、私は韓青が新たな合法空間を開拓したと評価します。六・一五共同宣言の支持運動においても韓青は模範的な活動を展 開しました。李明博・朴槿恵政権という六・一五共同宣言を拒否する保守政権が続くなかで、韓青は六・一五宣言の生命力を拡大するうえで大きな実績を残しま した。とくに印象的だったのは昨年、一〇・四宣言六周年行事として開催された青年学生フェスタです。私はそこで披露された全国盟員の青年らしい溌剌とした 律動を見て明るい希望を感じました。このような韓青の活動は統一を熱望する多くの在日や南北の同胞たちを鼓舞激励しています。

また、韓青は大統領選挙の不正を糾弾する運動、進歩統一勢力に対する不当弾圧に反対する運動、保守政権の後ろ盾となっている米国の緊張激化政策に反対す る闘争、セウォル号惨事の真相を究明する運動などを強力に展開しました。今年、韓青は全国各地で「愛国論」の学習会を開催する一方、同胞青年を獲得するた めの事業にも全力を尽くしました。新たに韓青に加入した二十歳前後の青年が急速に活動家として成長していく姿は実に感動的です。韓青は理論学習と青年獲得 事業にいっそうの力量を傾注しなければなりません。特に青年活動家にとって愛国主義を学び、確立することは中心的課題です。

文世賢執行部は優れた指導性と精力的な活動を通じて盟員との強固な信頼関係を築き上げながら大きな実績を残しました。十年間にわたる委員長職を立派に全うした文同志とそれを全面でよく補佐した朴明哲副委員長に心からの感謝と慰労の言葉を送ります。

今日、新たに選出される執行部の第一の任務は文執行部の路線を継承して自主・民主・統一運動をさらに強力に推進することです。今後も韓統連は韓青に対す る支援と協力を惜しみません。韓青が存在しない在日同胞運動や祖国統一運動を想像できないでしょう。韓青があるからこそ、私たちに未来があり、希望がある のです。私は統一運動の旗手の韓青が今日の大会を契機にさらに前進して、民族の希望をより大きく確実なものにするだろうと確信します。

二〇一四年九月十四日


東アジア市民連帯スタート集会

二〇一五年戦後七十年に向けて

  六・一五共同宣言実践日本地域委員会(議長、孫亨根韓統連議長)は三月二十六日に開いた第六次総会で「二〇一五年八・一五解放七十周年に向けて、日本の軍 国主義化に警鐘を鳴らし、過去の誤った歴史に対する謝罪と清算、在日同胞に対する差別と人権じゅうりんの中止を求め、東アジアの平和を実現するために、南 北海外そして広範な国際平和勢力との連帯運動を繰り広げる」運動方針を決定。準備期間を経て「フォーラム平和・人権・環境」(平和フォーラム)など各界の 団体とともに、「戦後七十年―新しい東アジアへの一歩へ!市民連帯」(東アジア市民連帯)を立ち上げることになり、八月二十七日、都内・連合会館でスター ト集会を開催した。

集会では①戦時の加害責任に対しての日本政府の真摯な謝罪と戦後補償問題の抜本的解決②新しい民間レベルでの相互理解と歴史認識の共有化③米国主導の安 全保障からの脱却とアジア世界における共通の安全保障の確立④朝日ピョンヤン宣言に基づき朝日国交正常化への努力⑤南北共同宣言に基づく朝鮮半島の自主的 平和統一の促進―を課題として取り組むことを各団体の報告を通じて認識を深め確認した。⑤については孫議長が発言し「南北関係を改善するためには軍事対立 の解消と共同宣言の履行が重要だ」と強調した。

平和フォーラムの藤本泰成事務局長が開会あいさつ、日韓ネットの渡辺健樹共同代表が閉会あいさつをした。

 

 

 


ピョンヤン宣言十二周年集会

朝日ピョンヤン宣言から十二年を迎えて、ピョンヤン宣言にのっとったストックホルム合意の履行による朝日交渉の促進と国交正常化実現を求める集会などが各地で開かれた。

韓統連と日韓ネット、ピースボートなどで構成する実行委員会が都内で主催した「日朝ピョンヤン宣言十二周年 動き出した日朝交渉 今こそ国交正常化へ! 九・一三集会」には約百六十人が参加した。集会では実行委員会を代表して日韓ネットの渡辺健樹共同代表が基調報告を提起。恵泉女学園大学の李泳采准教授が 「今なぜ日朝国交正常化交渉なのか―歴史と現状を読む」のテーマで講演、李氏は「国交正常化を実現して歴史問題の清算をしなければならない」と強調した。 韓統連の宋世一副議長が六・一五共同宣言の実践による南北関係の改善を訴え、東アジア市民連帯の発足を紹介した。最後に集会アピールを採択した。

九日には都内で日朝国交正常化連絡会の主催により「東北アジアに非核・平和の確立を!日朝国交正常化を求める講演会」が、十七日には日朝国交正常化の早 期実現を求める市民連帯・大阪の主催により「日朝ピョンヤン宣言から十二年 五・二八ストックホルム合意の履行を求める大阪集会」が開かれた。対話で平和 を!日朝関係を考える神戸ネットワークは神戸まちづくり会館で「今こそ日朝国交正常化を!十・二六集会」を開催する(問い合わせ電話〇九〇―三六五二―八 六五二)。

民族時報 第1255号(3)

【論説】「厚顔無恥」朴槿恵大統領

セウォル号惨事から五カ月が過ぎた。遺族が厳正な真相究明を要求し、四十日以上の命をかけたハンスト闘争を行って病院に送られ、大統領との面談を要求しな がら青瓦台前で座り込みを続けたが、朴槿恵大統領はついに姿を見せなかった。惨事から一カ月目の五月十六日、「いつでもまた会う」「真相究明において遺族 の皆さんに心残りが無いようにする」と鉄のように固く誓ったはずの約束は守られなかった。特別法制定に動いてほしいという遺族の切実な呼び掛けも「国会が 処理すべきだ」と沈黙で一貫し続けた朴大統領が九月十六日、閣僚会議を開いて問題発言を連発した。

朴大統領「セウォル号特別法は外部勢力の政治的利用があってはならない」

朴大統領は「真相調査委に捜査権と起訴権を与えるのは、三権分立と司法体系の根幹を揺るがすことであり、大統領として決断を下す事案でもない」と述べ、さらに遺族が反対する与野党第二次合意案を「与党の最後の決断」として追加交渉不可の方針を明らかにした。

また「セウォル号特別法は、外部勢力が政治的に利用することがあってはならず、一日も早く通過させ、被害補償処理のための議論を至急に始めよ」と 注文し「国会では民生法案が全く審議できず身動きがとれずにいる。国民に対する義務を履行できない場合、議員はその義務を返上し歳費も返さなければならな い。与党が主導的に問題解決のために動かなければならない」と、事実上、与党の単独国会強行を指示した。朴大統領の閣僚会議発言直後、鄭義和国会議長は定 期国会議事日程を職権上程で決定した。野党は十七日から始まったセヌリ党の単独国会に抗議し参席しなかった。

この日、教育部は全国の市・道教育庁に「リボン着用」とセウォル号共同授業などセウォル号と関連した教師たちの活動を禁止するとの指針を下した。学生たちに偏向した視点を植え付ける恐れがあるというおかしな理由だ。

セウォル号遺族は「大統領が船の補償問題に言及するのは、お金でセウォル号惨事にフタをしてしまい、遺族と被害者を分裂させようとする意図」と批 判、厳正な特別法制定と聖域がない徹底した真相究明を要求している。セウォル号惨事国民対策会議は、大統領は国会非難、国民分裂を目論む発言をするべきで はなく「自身を含めて聖域なく捜査して調査する特別法を制定せよ」と語るべきだと糾弾した。

ハンギョレ新聞「驚くほど恥知らずで残忍な態度」

与党と保守言論さえ、大統領発言を批判した。セヌリ党内の非主流議員は「大統領が前面に立ってあのように述べたことは、セウォル号政局をより一層 難しいものにするだろう」と朴大統領を政局の障害物と指摘。セヌリ党の李在五議員は「施しはやれなくても鉢を割ってはならない」と露骨に批判した。朝鮮日 報は社説(九・十七)で「与野党交渉の突破口を作らざるをえない状況で、よりによってこの時期に大統領が出てきて、野党と遺族の主張を一蹴し、与党には交 渉限界線まで区切った状況になった」。大統領に対する冒とく的発言を云々しながら自身を防御しつつ、セウォル号惨事当日の疑惑の七時間の行跡に対しては何 の説明もしなかったと辛らつな批判だ。

ハンギョレ新聞は朴大統領の「驚くほど冷淡で恥知らずで残忍な態度」を指摘、数多くの尊い命を目の前で水葬させた政府の無能と無責任に対して、全 く明らかにしていない。遺族の要求を拒否したのも結局は直接「自己防衛」に動いたに過ぎないと主張。新政治民主連合の議員は記者会見を行い「真相究明を妨 げる当事者は大統領だということを満天下に明らかにした」と述べた。

遺族と国民が望むのは補償と賠償ではなく真相究明だ。子供たちが、家族が、なぜ無念の内に死ななければならなかったのか、その真相を知りたいの だ。しかし朴大統領は遺族との約束を投げ捨てて、真相究明もしていない事件に対する遺族補償を指示し、「外部勢力の政治的利用」という言説を使って遺族と 国民を分裂する発言を繰り広げた。大統領のプライベートだと主張して自己防衛に力を注ぎながら、疑問の七時間の行跡に対しては口をつぐんだ。三権分立原則 により立法府を尊重しなければならない行政府首班である大統領が直接動いて、特別法制定に対する与党の追加交渉不可の立場を明らかにした。これは明確に越 権行為だ。

遺族をはじめとして内外の国民が犠牲者を追慕し真相究明を望んで胸に着ける黄色いリボンさえ禁止するのは、一日も早くセウォル号を国民の記憶から消し去 りセウォル号政局から抜け出すためのものであることを疑う者はいないだろう。まだ珍島沖の海中には行方不明者十人が救助の手助けを待っている。遺族と国民 が望むのは、政府の無能と無責任により起きた人為的惨事に対する真相究明だ。

内外で高まる朴槿恵政権批判の声

朴槿恵政権発足後、今まで南北関係改善の明確な兆しも見られない。最近では富裕層減税・庶民増税の経済政策を発表した。タバコの価格、住民税、自 動車税などの間接税と地方税は大幅に引き上げて庶民に負担を与え、設立三十年を越える企業には家業相続控除限度を二倍に増やし、一千億ウォンまで税金を一 銭も払わずに子供に譲れるようにした。国会で通過すれば朴大統領の弟の朴志晩氏の息子が受恵者になるという。国民の反対を無視してKBS放送理事長に極右 人士を任命した。

朴槿恵大統領のアメリカ(国連演説)・カナダ訪問に合わせ、十九都市で同胞が大統領の訪問地について回り「不法朴槿恵大統領退陣、セウォル号特別法制定」を要求するデモ行進と集会が展開された。海外でも批判の声が激しい。

(河民宇記者)


【インタビュー】金承民新韓青委員長に聞く

九月十四日に開かれた第二十六回韓青中央大会で中央本部委員長に選出された金承民新委員長のインタビューを掲載する。

 

──半世紀を越える歴史のある韓青の委員長を担うことになって

「初代委員長である郭東儀先生はじめ諸先輩の努力の積み重ねの上に今の韓青があり、大変光栄に思っている。愛国伝統を継承し、さらに歩みを進めて発展させ、新たな韓青を次世代に伝えていく」

「重責を感じるが、韓青で大事なのは正義感や理想という青年らしい気持ちであり、前向きに考えている。また組織の統一と団結の中心たる委員長として成長していきたいと思っている」

──韓青二十六期の重点的な活動方向は

「政治的課題として韓国国内の政権問題があり、また私たちが生きているこの社会の問題がある。この二つの課題を結びつける方向で取り組まなければ ならない。在日同胞青年と祖国との隔絶を解消し、韓青の活動とつながっていけるようにする。『第二の六・一五時代』を同胞青年と共につくっていきたい」

──当面の課題は

「二〇一五年は日本と朝鮮半島の関係において契機となる年であり、過去清算と関係正常化を求め、今から取り組んでいく。過去清算の問題を解決して いくことは、ひいては差別排外主義に立ち向かうことになる。また、国家間の関係正常化のためにも、差別と闘っていくことが大事だ。他の団体とも共に取り組 んでいきたい課題だと思っている」

「また組織の世代交代、組織強化も課題だ。近く三重県本部の大会が予定されているが、組織を生まれ変わらせていく手始めとしたい。現在、少しずつだが若い盟員たちが育ってきており、韓青を彼らの世代のものとしていくよう頑張りたい」

──「第二の六・一五時代」をきり開く主体として、どのような運動を展開するのか

「海外の統一運動を担う組織としていこうと思う。韓国政府が六・一五共同宣言の立場に立ち返るように働きかけていきたい。二〇一六年の総選挙、二〇一七年の大統領選挙で六・一五共同宣言に基づいた統一を志向する政権が選ばれるよう力を傾ける」

「新しい時代をきり開くために選挙を重視したい。在日同胞に対し、韓国国政選挙や選挙権について広報していくことも大切だと考えている。六・一五 理念の正しい理解を求めていくこととあわせ、三年後の政治決戦の基盤を築いていく。青年のネットワークづくりに動き、三・四世の青年たちがもっと多く選挙 で一票を投じるようにしたい」

──一〇・四宣言記念行事として青年学生が主催するシンポジウムが予定されているが

「青年が未来像を描いていくことが大事だ。統一とどう関わっていくのか、認識を共有する場にしていきたい。来年の解放七十周年に向けた出発点として、海外の青年学生が統一を考える環境づくりを目指す」


第五回ハナ・マダンあまがさき盛大に

  第五回ハナ・マダンあまがさきが八月三十一日、兵庫県尼崎市・橘公園で同実行委員会の主催により開かれた。「ハナ(ひとつ)になろう みんなのマダン(ひ ろば)」をスローガンに掲げ、朝鮮半島の統一と東アジアの平和を目的に毎年開かれており、今年も地域同胞や日本の市民らが多く参加した。

ステージでは、韓青兵庫県本部のサムルノリや、朝鮮学校生徒の民族舞踊、吹奏楽演奏、神戸華僑総会舞獅隊による中国獅子舞をはじめ多彩な演目が披露さ れ、さらにストリートパフォーマーちゃんへんさんのライブ、「ウリナラ」のペク・チャさんのコンサートが続き、参加者を大いに楽しませた。

会場には、ホルモン炒めやチャプチェといった韓国料理や、北側オリニパン工場事業本部の野焼きパンなどの屋台がならび、参加者でにぎわった。また、朝鮮半島の統一問題を知ってもらうためのパネル展示が行われ、六・一五共同宣言に基づいた平和統一を強く訴えた。


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