在日韓国民主統一連合

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最新号 第1250号(14.05.01付)を掲載しました

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民族時報のご案内

民族時報 第1250号(4)

4月革命54周年、国内でキャンドル集会

不正選挙・朴政権に退陣要求

 統合進歩党と進歩連帯、民主労総、全農などの市民社会団体は四月革命五十四周年を迎えて十九日午後、ソウル・清渓広場で「南在俊国情院長の罷免・官権不正選挙とスパイねつ造事件に特検実施―再び四・一九民主回復キャンドル集会」を開催、約千五百人が参加した。

チョン・ドンイック四月革命会常任議長はあいさつを通じて「今回の大統領選挙はどうみても五十四年前の三・一五不正選挙を上回る官権不正選挙」と 述べ、「不正選挙で当選した朴槿恵政権をこの機会に退陣させることが、まさにわが国の民主主義を生き返らせ正義を守る唯一の道だ」と強調した。

キャンドル集会に続いて鍾路方面へキャンドル平和大行進が展開された。

この日の参加者は十六日に全羅南道・珍島近くで沈没した旅客船・セウォル号の安否不明者の無事と犠牲者の冥福を祈り、家族らの痛みに思いをはせた。

午前には水踰里の国立墓地で民族民主運動団体による合同参拝式が行われ、進歩連帯の韓忠穆共同代表は「三・一五不正選挙で当選した李承晩政権が四月革命により歴史の彼方に消えたように、朴政権もそうなる運命だ」とあいさつした。

十九日は当初、十万人規模の汎国民大会などが予定されていたが、セウォル号事故を勘案して規模や形態が変更された。

 

 


【主張】セウォル号大惨事に直面して

四月十六日に珍島沖で起きたセウォル号沈没事故にわれわれも衝撃を受け、悲しみに沈んでいる。とりわけ花のような高校生が多く犠牲になったことに心が痛む。亡くなった方々の冥福を祈るとともに、安否不明者が一日でも早く家族のもとに戻れるよう心から願う。

様々な面から事故の原因が指摘されると同時に、政府がとった対策の遅れや不手際に疑問と批判がまき起こっている。事故の第一の原因は国民の生命と 安全を軽視する企業の利益優先主義がある。数年前から船舶関係企業の利益を拡大させるために船舶に積載可能な重量や乗客数に対する各種規制が緩和される一 方で、船員などに対して旅客を守る安全教育がなおざりにされてきた。なおかつ過積載などルール違反がはびこっていたという。政権が新自由主義経済という米 国が作った非人間的な経済システムを韓国に無制限に導入していることによって、本来は国民の安全や幸福を増進するために存在すべき国家のシステムや機能が むしろ国民の血と汗を搾取する、あるいは安全を脅かすものになってしまっている。次に国際社会において冷戦が終結して久しいにもかかわらず、米国に従属し た韓国の保守政権はあいかわらず同族の北朝鮮に対する敵視政策に固執しているのも問題だ。保守政権が北朝鮮を敵視する政策に国家のほとんどの費用と労力を 傾けているので国家に余力がなく、国民の安全を守るための対策が疎かにされている。

事故発生直後に安否不明者の救出作業ができなかったこと、対策にあたる政府機関の指揮系統が混乱したこと、事故に関する政府の発表の内容が二転、 三転したことなど、政府に対して国民は厳しい批判の目を向けている。政権批判の根底には朴槿恵政権に対する国民の根深い不信もあるのだろう。国民の多くが 大統領選挙の不正を徹底究明しようとしない朴大統領を正当な大統領として認めていない。ましてや朴大統領は政権に就くや中枢部に維新残党を配置するととも に、富裕層のなかから無能であっても大統領に忠実であれば誰でも政権幹部に抜擢した。また民主主義を蹂躙している国家情報院の機能はむしろ強化されてい る。このような政権が国家の重大事態に直面して相応の能力を発揮できないのは当然といえよう。セウォル号大惨事の対応をみて、朴政権の無能力さがよりいっ そう明白になった。この政権のもとで国民大統合、すなわち国民の団結を実現しようというのは空の星を掴もうとすることに等しいと言わざるをえない。


韓青、全国幹部研修会開く

4・19精神継承を誓う

在日韓国青年同盟(韓青、文世賢委員長)は四月十九日から二十日まで、第二十五期第三回韓青全国幹部研修会および二〇一四年運動青年学生宣布式を愛知県小牧市で開催した。

研修会の開会式では、文世賢委員長が「四月革命精神を継承し自主・民主・統一を実現するためにも、真摯(しんし)に学習し幹部力量を高めよう」と 主催者あいさつした。その後、金承民副委員長が「これからの韓青の目指す道」と題した基調講演を、李俊一副委員長が組織拡大をテーマに講演を行った。基調 講演では、四月革命に呼応して始まった韓青の愛国闘争は、「民族の自主権を実現する闘い」「民族的に生きるための闘い」であったとし、今後は朴槿恵政権退 陣闘争、六・一五支持・実践の活動を強力に展開しようと訴えた。

二日目の記念講演では、孫亨根韓統連議長が「韓統連・韓青の愛国伝統」について講演した。講演では、四十年にわたる民族運動の経験を交えながら、 韓統連・韓青の愛国愛族運動の崇高な歴史と意義を伝え、韓青の幹部がそれを継承・発展させていかなければならないと訴えた。参加者らは班別討論で活発に議 論し、経験交流を深めた。

四月革命五十四周年を期に開催された二〇一四年運動青年学生宣布式では、文世賢委員長が第二十六期中央定期大会を頂点とする今年度の運動の目標と 具体的な活動内容を提起し、車有吾学生協会長も韓青とともに自主・民主・統一運動に献身的に取り組むとあいさつした。また、全国の幹部が決意表明を行い、 二〇一四年運動を完遂することを参加者全体で確認した。


歌とお話のある統一講演会

米加州経営大の金相日教授が講演

 「歌とお話のある統一講演会~統一の新たな局面をどのように開いていくべきか~」が四月二日、東京都内の北とぴあ・飛鳥ホールで同実行委員会の主催により行われた。六・一五共同宣言実践日本地域委員会が後援した。会場には在日同胞ら約二百七十人が参加した。

米・カリフォルニア州経営大の金相日教授が「連邦制統一方案は科学であり芸術です」と題して講演した。金教授は「南北はそれぞれが互いのギロチン の縄を握っている関係にある」「相手を殺せば、自らも死ぬ。この矛盾を南北は自覚しなければならない」と指摘した。そして「この共滅の関係を解消する方法 として連邦制統一方案が生まれたことは当然の帰結だ」と強調した。

続いて、統一を願う詩が朗読された。柳桂仙・祖国平和統一協会監事の詩集『ナリコッ(ユリの花)』と金知栄・本紙主筆の詩集『薬山のつつじ』から四篇の詩が、文玉仙、金珠玉両氏による情感あふれる朗読で披露された。

最後に、同胞男声コーラスグループ「アエ(児愛)」が、統一を願う歌をメドレーで歌い上げ、参加者一同は統一への思いを共有した。

民族時報 第1250号(3)

【論説】凍てついた南北関係

韓米会談でさらに対北圧迫強める

二月、朴槿恵政権出帆から一年が経ってようやく行われた南北高位級会談と離散家族再会事業で、南北関係改善に対する期待が高まった。しかし三月、 朴槿恵大統領がハーグ核安保サミットで行った対北朝鮮非難発言と核放棄要求、ドイツで発表したいわゆる「ドレスデン対北朝鮮三大提案」、「北の仕業」と断 定した小型無人機事件で、南北関係は極度に肌寒くなっている。

南北高位級会談では「相互理解と信頼を増進させるため、相手方に対するひぼうと中傷をしない」と合意し、北は韓米合同軍事演習期間中にもかかわらず南側の要求を受け入れて離散家族再会行事を行った。

野党議員「無人機は北朝鮮から飛来したものではない可能性が高い」

  朴槿恵大統領のオランダ、ドイツ訪問を前後して、韓国保守メディアは京畿道坡州と西海白?島近辺、江原道三陟でカメラを搭載した小型無人機が墜落している のを発見したと大々的に報道した。確実な証拠確保もできていない状況で朴大統領は「北朝鮮のものと推定される無人飛行体が発見され、国民の不安が増大して いる」と北朝鮮の仕業と断定し、北の追加挑発の可能性に備えた対策研究を指示した(四月七日)。

続いて国防部が四月十一日、「北朝鮮の仕業が確実視される情況根拠が多数識別された」という中間調査結果を発表した。しかしこの日、新政治民主連合の鄭 清来議員は国会外交統一委員会の会議で、無人機で発見された書体は韓国で使われるアレアハングルだと主張、「北朝鮮から飛んできたものではない可能性が非 常に高い」として「北朝鮮無人機」説を否定した。この日、ハンギョレTVで『タンジ日報』の金於俊総帥も、この無人機は二十万ウォン程度(約二万円)の安 物のエンジンにカメラも粗悪な品質のラジコン飛行機に近く、重さ十二キロの無人機についているラベルの書体はハンコム(アレアハングルの開発・販売元)の パタン書体と全く同じだと述べ、北の仕業説を否定した。一方、米国CNN放送は九日、韓国で発見された無人航空機は玩具店で買える軍隊版ラジコン飛行機だ として危険性に否定的態度を示し、韓国が米国から小型無人航空機感知能力を向上させる低高度レーダー網購入のために計画された自演劇ではないかという疑問 を持たせると報道した。

また、北朝鮮国防委員会は四月十四日、「南朝鮮の謀略劇」だとして、南北共同調査を提案したが青瓦台はこれを拒否した。北は真相公開状を発表して ▼北を無人機事件の犯人に仕立てて朝鮮半島の戦争局面を作った責任を転嫁し▼もう一つの「天安」号事件をねつ造して安保体制を口実に、アメリカを武力増強 に大きく引きこみ、北に対する軍事的圧殺を実現しようとするものだと強く批判した。

朴大統領、北朝鮮体制を非難しながら「朝鮮半島平和統一」提案

  ハーグ核安保サミット基調演説で朴槿恵大統領は、北は核非拡散条約(NPT)と国連安保理決議を破って核開発を推進し、核能力を高度化していると述べ、北 に対する非難の水準を高めた。また、寧辺核実験炉とチェルノブイリ原子炉を同等のものと見なし「寧辺に集中した核施設で火災が起きれば、チェルノブイリよ りさらに深刻な核災害につながるだろう」と強調した。また「北の核プログラムは不拡散、核安保、核安全などすべての側面で深刻な憂慮の対象であるため必ず 廃棄されなければならない」と主張した。ハーグで開かれた韓米日首脳会談では北朝鮮の核武力・経済建設並進路線を批判し、北に先核放棄の立場を明らかにす ることを要求した。内政干渉を北が素直に受け入れるはずがない。

ドイツを訪問した朴槿恵大統領はいわゆる「ドレスデン対北朝鮮三大提案」という「朝鮮半島平和統一のための構想」を発表した。しかしここでも朴大 統領は「北は経済難の中、子供たちが道端に放置され、寒さの中で空腹に耐えており、自由と幸福のために命をかけて国境を越える脱北者がいる」と述べ、北朝 鮮体制を非難しつつ▼人道主義的問題の解決▼民生インフラ構築▼同質性回復を提案した。

北朝鮮の国防委員会は、対北朝鮮三大提案は南北関係の改善と発展からほど遠いものばかりであり、再会事業や支援にともなう人道主義的問題解決が南北関係改善の優先的な事案ではないと述べ、朴大統領の提案を公式に拒否した。

四月二十五日、ソウルで開かれた韓米首脳会談で朴槿恵大統領は「オバマ大統領と私は北朝鮮の挑発を抑止するために必要なすべての努力をつくしてい くだろう」と語り、韓米連合の防衛力が強固であることを強調して、二〇一五年に予定された戦時作戦統制権返還について延期時期と条件を再検討すると明らか にした。韓米共助で対北朝鮮圧迫のレベルをさらに高めるということだ。朴槿恵大統領はこの会談でも「核武力・経済建設並進路線は、必ず失敗するほかないと いうことを悟らなければならない」と北朝鮮を刺激した。

朴大統領は今年に入り新年辞で「統一は大きなチャンス」と語り、統一準備委員会を設置すると豪語した。しかし北に対して非難水準をますます高めながら、統一を議論しようということは、道理に合わない。北が応じるはずがないだろう。

二〇一〇年、六・二地方選挙を前に「天安」号事件が発生した。六・四地方選挙を前に起きた「ソウル市公務員スパイ事件」は国家情報院が証拠をねつ 造した事実が天下に明らかになり、南在俊国家情報院長は国民に対して謝罪をせざるを得なかった。裁判所は四月二十五日、ユ・ウソン氏のスパイ容疑に対し無 罪判決をくだした。証拠ねつ造が明らかにならなかったならば、ソウル市長選挙は野党にとって非常に不利な状況だっただろう。無人機事件もなぜか、よりに よって六・四地方選挙を前にして起きた。

北朝鮮の祖国平和統一委員会は二十三日、朴槿恵大統領に送る「公開質問状」を発表し、平和統一を望むのか、戦争を望むのかと回答を求め、南北関係は全面的に朴大統領の態度にかかっていると主張した。

朴槿恵政権が真に「統一は大きなチャンス」を望むならば、北風を利用して南北関係を妨げたり、韓米日共助で北を脅迫してはいけない。それは朝鮮半島の軍事危機を高めるだけだ。

(河民宇記者)


韓日諸団体、軍事同盟反対・東アジア平和実現訴える

オバマ訪韓・訪日

オバマ米大統領の訪日・訪韓(四月二十三~二十六日)を控えた二十二日、韓日の市民社会団体が「―朝鮮半島の平和ならびに東アジアの平和の構築のために―韓日平和団体共同宣言」を発表した。

宣言では「米国は『北朝鮮の脅威』などを口実に、韓米日三カ国の軍事同盟を完成させようとしている」と訪問の目的を明らかにしたうえで「韓日両国 は米国の求めに積極的に応じ、同盟強化の一助を担っている」と指摘、こうした韓米日の覇権政策がアジアの平和を脅かしていると強調した。また、韓国におけ る選挙不正、スパイ事件ねつ造、政党解散請求などと、日本における秘密保護法の制定などをあげて、民主主義の根幹が揺らいでいると指摘した。

宣言は▽米国と韓日両政府はミサイル防衛網の構築など、攻撃的な武器増強を直ちに中止すること▽米国政府は日本の集団的自衛権行使容認への支持を 撤回すること▽米国政府は朝鮮半島の平和体制、東北アジアの平和協力体制構築のため、平和交渉を直ちに開始すること▽日本政府は集団的自衛権行使容認と憲 法改悪の立場を撤回すること▽韓国政府は北朝鮮制裁の五・二四措置を解除し、全面的な南北関係の改善に乗り出すこと―を要求した。

宣言には韓国から統合進歩党、戦争反対実現国民行動、民主労総、韓国労総、全農など五十五団体、日本から韓統連、日韓ネット、ピースボート、平和フォーラム、全労協など二十六団体、計八十一団体が賛同した。


『薬山のつつじ』出版記念会

6月7日、東京・上野にて

六月七日、金知栄・本紙主筆(民主女性会会長)の詩集『薬山のつつじ』の出版記念会が東京・上野で行われる。

『薬山のつつじ』は三月一日、コールサック社から発刊され、金主筆が日本に渡り三十年以上、民族運動に身を置きながら、南北統一への願い、故郷を思う気持ちをうたい続けた詩が四十八篇、韓国語と日本語でつづられたバイリンガル詩集だ。

出版記念会は作家の金石範、チョンソリ詩人会代表の呉紅心、韓国人良心囚を支援する会全国会議代表の渡辺一夫さんらが呼びかけ人となった実行委員 会の主催で開かれる。当日は韓日の詩人・作家や民族運動関係者らが多く参席する予定だ。問い合せは同実行委員会、電話03─3862─6881まで。


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