在日韓国民主統一連合

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更 新 日:2012年12月10日(月)

最新号 第1233号(12.12.01付)を掲載しました

[Japanese] [Korean]

民族時報のご案内

韓統連、各地で大統領選宣伝活動(12.12.01)

必ず政権交代実現へ

 第十八代韓国大統領選挙が十九日に投開票される。今回初の在外投票は五日~十日まで、百七か国・地域で実施される。

在日韓国民主統一連合(韓統連 孫亨根議長)はこの間、各地で在外選挙人登録や大統領選挙投票を呼びかける宣伝広報活動などさまざまな取り組みを行っている。

韓統連はこの間、朴槿恵セヌリ党候補の本質と問題点を解説した「問題だらけのセヌリ党・朴槿恵候補」と、戦争危機が高まっている朝鮮半島の現状を踏まえ て南北関係改善と平和、統一の重要性を解説した「平和と統一をめざす大統領を選ぼう」を活用し、各地域で同胞宅への配布、発送など宣伝活動を展開した。

十一月十七日には、韓統連東京本部(梁炳龍代表委員)が足立区内で宣伝物を同胞宅への配布など宣伝活動を行った。二十三日にも、都内で大統領選挙情勢に関する学習会を開き、同会員や韓青、民主女性会東京本部のメンバーらが参加した。

 

 

梁代表委員は「今回の大統領選挙は政権交代をなし遂げ、これまで闘ってきた人々の思いを引き継ぐという歴史的な意義を持っている」とあいさつした。続い て、韓統連中央本部の宋世一副議長が講演し、「在日同胞の将来のためにも、平和・統一志向の政権をめざすことが大切だ」と述べ、大統領選挙に関する最近の 動きを解説した。

最後に、李相浩副代表委員があいさつし、「私たちが積極的に選挙に参加し、暗たんたる時代を変えるために声をあげていこう」と訴えた。

二日には、新たに作成した宣伝物を活用し、各地域で同胞宅への配布や発送などを行う。

韓統連大阪本部(金隆司代表委員)は二日、「平和と統一を実現する大統領を選ぼう―韓国大統領選挙を考える大阪のつどい」を開く。集いでは、在日同胞社会にとって大統領選挙がどのような意味を持つのかについて認識をともにし、選挙情勢と展望について考える。

また同日、韓統連愛知本部(趙基峰代表委員)と韓統連三重本部(金相祚代表委員)が四日市市内で「大統領選挙勝利のための熱誠者会議」を開く一方、韓統連兵庫本部も尼崎市内で情勢学習会を開く。

日本での在外投票も五日~十日まで、韓国文化院(東京・四谷)や各領事館に設置された投票所で実施される。在外投票の開票は十九日、国内の投開票にあわせて実施される。


【主張】 大統領選挙で政権交代実現を(12.12.01)

 政権交代で六・一五共同宣言を履行する南北和解の時代に再び踏み出すのか、そうでなければ保守の再執権で南北の緊張がさらに高まるのか、この二つの道のいずれかが今回の大統領選挙で決する。

十二年前に六・一五共同宣言が発表されて以降、南北の和解と協力が大いに進展したが、李明博大統領が登場して以降、この流れは全面ストップしてしまった。

なぜ南北関係が最悪の状態になったのか、その根本を考えてみよう。米国の韓国に対する軍事介入の目的は北朝鮮の脅威から韓国を守ることだという。しかし ながら、すでに六・一五共同宣言と一〇・四宣言の発表によって南北の和解が進展するとともに、六者協議では朝鮮半島の平和協定締結の方向性が確認された。 アジア地域の覇権を重視する米国は米軍再編と称して韓米軍事同盟を強化しようとしたが、朝鮮半島の平和と統一の流れが進むほど韓米同盟と駐韓米軍が不必要 となった。米国はどうしても強烈に巻き返そうとした。とりわけ、あくなき利益を追求する巨大な軍需産業とその代行政治集団、すなわち好戦勢力は朝鮮半島で の軍事展開を強化するうえで、どうしても南北の対立状況を復活させたかったはずだ。このような背景のもとで登場した李政権は五年間、六・一五共同宣言と一 〇・四宣言を拒否し、対北敵視政策をすすめた。南北の対立状況が再び作り出されるなかで、米国は韓米同盟を強化すると同時に、大量の武器を韓国に購入させ た。

南北対立によって利益を得るのは米国の好戦勢力であり、韓民族にとっては百害あって一利なしである。まして戦争になれば南北双方ともすべてを失う。した がって今、韓国に課せられた最大の課題は、自主性を発揮して米国の不当な干渉を拒否し、南北の和解と協力の道、すなわち六・一五共同宣言履行の道に再び戻 ることだ。南北間の交流を全面禁止している国家保安法もまったく不要だ。

朝鮮半島、中国の東北地域、ロシア極東地域の三地域を連結させた経済ブロックが具体的に展望されている。南北関係の改善によって、この広大な経済圏の中 核的な存在として朝鮮半島が脚光を浴びるだろう。この地域の発展は南北双方にばく大な利益をもたらす。あわせて平和協定締結と朝日国交正常化が実現すれ ば、この経済圏に米国と日本も参入できる。東アジア経済圏の拡大は、南北とその周辺四か国、すなわち六者協議の参加国すべてに大きな繁栄と利益をもたら す。朝鮮半島の平和と統一にこそ民族の未来がある。大統領選挙では、だれが新時代に適応する韓国のリーダーなのかを見極めなければならない。

与党セヌリ党の朴槿恵候補は失敗した李政権の対北強硬政策とは決別できずに基本的に継承している。南北共同宣言に対する態度があいまいであり、北に対し て対話よりも軍事的圧力に重点を置いているようだ。さらに朴正煕維新独裁体制を美化するとともに、国家保安法の存続にも固執している。ひと言で朴候補の場 合、南北の対立と緊張が続き、民族の前途に暗雲がただようだろう。

野党民主党の文在寅候補は、六・一五共同宣言の履行と南北首脳会談の早期開催など北朝鮮との関係改善に積極的だ。国家保安法の撤廃も明言している。われわれは大統領選挙で政権交代を実現し、平和と統一の時代を迎えなければならない。


韓統連・会員団体関連(12.12.01)

学生協、大統領選挙セミナー開く

在日韓国人学生協議会(趙暎和会長)は十一月十八日、韓統連大阪本部でセミナー「大統領選挙の構図と情勢」を開き、関西各地から同胞学生が参加した。

セミナーでは、同本部の金隆司代表委員が政府の役割と国民の権利、義務について解説しながら、今回の大統領選挙で初めて政権選択の権利を行使する重要性 を強調した。続いて、金昌五副代表委員が映像資料を交えながら、大統領選挙直接選挙制をかち取るまでの韓国民衆の闘いの歴史と、今回の大統領選挙の意義に ついて解説した。

討論後、趙会長は大統領選挙で政権交代が実現するよう、同胞学生が先頭になって頑張ろうと語った。


在日同胞青年アンケート調査発表

在日韓国青年同盟(韓青 文世賢委員長)は6月1日~10月31日までの5か月間、韓国大統領選挙の各候補者に送る在日同胞青年アンケート調査を全国各 地で実施した。集計(約300人)後、調査結果を最近発表した。また各候補者にも同様のアンケートを依頼した。調査結果によると、「次期大統領に期待した いことは何か」との問いに、「朝鮮半島の平和と統一」がもっとも多く73%、「在日同胞への理解・支援」が49%だった。「南北関係発展のために必要なこ とは何か」との問いに、「6・15共同宣言、10・4宣言の履行」が46%、「首脳会談など南北当局間対話」が42%だった。また「在日同胞のために必要 なことは何か」では、1位が「民族教育への支援」(68%)、2位に「在日同胞団体・地域同胞コミュニティへの支援」(59%)だった。(複数回答のため 100%を超える)


【資料】 朴淳敬名誉教授へのインタビュー(下)<-民衆の声->(12.12.01)

各候補者は統一に誠意を

─―李正姫前代表の大統領選挙出馬をどのように見ますか。

「李正姫前代表が、今回の統合進歩党内紛事態であのような仕打ちにあっても、再び復帰してとてもうれしかった。統合進歩党の内部で解決しなければならな い問題を不道徳で破廉恥な問題に作り上げ、李石基、金在妍、李正姫前代表を逮捕しようとまで推し進めた勢力、統合進歩党の内紛事態を通じて党の瓦解(がか い)まで企んできた勢力、魔女狩り式世論にとらわれてしまった大多数の人々は、李正姫前代表が出馬宣言すると、『反省しなければならない人物が何の大統領 選挙出馬か』と言って批判の声をあげていると、わたしも聞いている。しかし『進歩のブラックボックスを開く』という本を一度でも読んだ読者ならば、どのよ うにして被害者が加害者になったのか、そして私たちの社会の世論形成が、どれほど思想攻撃の前に無力で暴圧的なのかを知るだろう」

「わたしは統合進歩党事態が起こっている状況を連日報道するニュースに接しながら、私たちの社会があのように品性の立派な若い女性政治家をほんの一瞬で ののしることができるのかという、その権力の狂風に深く憂慮した。またはたして李正姫代表がこのような社会で再び活動できるかについて心配した。しかし李 正姫前代表はわたしの予想を覆し、そのような苦しい試練も乗り越え、さっそうと歩いていく姿を見るとあまりに喜ばしく、『そうだ』『そうだ』と感嘆した」

「党のために大統領候補に立てば、彼女がどれだけ多くの荷物を担わなければならないだろうか。彼女は統合進歩党事態によって、統合進歩党に聞く耳をまっ たく持とうとしない現在、どの大統領候補よりも統一と民生に対して誠意を持って前へと進んでいる。対米従属関係が解決されなければ、統一はならない。民衆 の生存権のために使わなければならない国防費に、どれだけ多くの費用を支出するのか。あの飢えて家のない路上生活者と、絶望に追いやられて自殺する人々と 労働者を見よ。私たちがこのように生きているということ自体が、恥知らずだということだ。ばく大な国防費は、対米従属的関係から起因する根本的問題だ。安 保を口実として日増しに急増する国防費を正しく統制し、これを民生に生かして福祉を拡充して経済を生かす方向へと、正しく再設定しなければならない。これ を李正姫前代表が力説してあちこちの現場を巡っていると聞いている。彼女の健康のために、わたしは毎日心をこめて祈り続けている」

─―文在寅であれ安哲秀であれ、一本化がなし遂げられたら、対北政策のビジョンはどうあるべきでしょうか。

「文在寅候補であれ安哲秀候補であれ、李明博の失策をある程度は乗り越えるだろう。しかし彼らははたして六・一五共同宣言と一〇・四宣言の実践を貫徹する ことができるだろうか。この点について疑問を持っている。文在寅候補は自身が金大中、盧武鉉の二人の赤子になると言っているが、今まで彼が見せた統一意志 や南北和解に対する意志表明は不透明で、そのような赤子を自負できるほどの内容を満たすことは、容易ではないと考える」

「安哲秀候補は未知数だ。聞けば、安哲秀候補周辺にも財閥が多いというが、最も豊かで最も恵まれて成功したような人物だ。人脈上、安哲秀候補周辺に知識 人と教授が陣を敷いているが、彼らがはたして統一と民族の和解に対する構想でどのような考えを持っているのか、大言壮語はできない。またこのような意志 は、ある一瞬の学習によって育つものでもないため、金大中、盧武鉉の二人の意識に及ばないのではないかという憂慮を持っている」

「それにもかかわらず、わたしは文在寅候補と安哲秀候補がぜひ金大中、盧武鉉、あの方々ができなかったことまですべてなし遂げてほしいと思っている。と にかく文在寅、安哲秀の二人の意識のなかに、言語のなかに、統合進歩党はまったくない。保守世論集団による従北攻撃で統合進歩党事態を心配して擁護するよ りも、ともに魔女狩りに打って出た勢力が今や自らこのような不正な枠組みにとらわれた格好だ。ところで、このような枠組みによってレッテルはり遊びに加担 した民主党と半分しか見ていない進歩陣営人士、そして私たち国民はすべて、自分たちに従北攻撃が始まれば、だれも自身を擁護する勢力がないという事実に対 し、一歩遅れた後悔をするほかないだろう。とにかく、文在寅・安哲秀候補、彼らが一本化されて次期政権をつくり出すことを願うが、必ず李正姫前代表の手を 握らなければならない。そのようにしたならば、彼らは統一をなし遂げてみせるだろう」

「少し前に国際機構で発表された国家別GDP統計を見れば、人口が多い国々のGDP順位が高いという発表を見て、多くのネチズン(インターネット愛好家) のすぐさまの反応が、すなわち私たちの統一が必須だというコメントに現れた。ネチズンがみな統一勢力だとは見ることはできないが、それでも彼らは私たちの 未来が南北統一にかかっているという事実を自覚しているということだ。そこで、ニュースに出てきた文在寅が北方限界線を守る、しかし共同漁業区域は開くと 語るのを見て『本当にバカだ』と思った。これは分断線を守るということであり、つまりまだ五里霧中という考えだ。この人物のどこがまともに統一をする人間 かという気がしたよ。それでもまだ善良で優しく思えるし、苦しんでいる国民を取りまとめようと努めているから、実際、わたしは文在寅候補が好きだよ。彼が 大統領になって安哲秀と共同政権をつくり、李正姫と協力するならば、本当にすばらしいだろう」

─―つけ加える言葉があれば……。

「李正姫候補の話をもう少ししたい。歴史上、このような政治家のイメージには初めて接する。どの政治家よりも清潔で純粋だという事実に対し、統合進歩党 事態が起きる前、セヌリ党の議員さえ李正姫候補を高く評価した。彼女は法の精神がとても清らかだ。まだ政治の荒波の試練をあまり受けてこなかった人だ。と ころが、今回の進歩党の内紛を経験して、世論誘導によって彼女に対するイメージが大きく汚された。この点が非常に惜しまれるが、彼女の誠意が結局は空の星 のように光る日が早く来ることをわたしは祈っている。これを克服するために奮闘している彼女は本当に強くなった。このような事実は、統合進歩党を廃虚にし て飛び出した反乱派の功績というならば功績だと、逆説的に考える。成功といえる多くの得票をどのように達成できるか、毎日祈り、彼女の健康のために祈る」

「彼女の路線は統一路線と民衆生存権の確立だ。今までこのように選挙遊説をした人がいなかった。金元大統領もしなかったし、盧前大統領もしなかった。た だ李正姫候補だけが今、他の大統領候補とはまったく違う選挙遊説をしようとして奮闘している。しかし従北攻撃に成功してこれにあぐらをかいているメディア は、李正姫前代表の選挙遊説をすっかり無視してまったく報道せず、彼らの行いは歴史が後日正しく批判して評価するだろう。六・一五共同宣言と一〇・四宣言 の実践を強調し、民衆と統一の二つの幹を握りしめ、苦しむ現場を訪ねて、あちこちに飛んで奮闘する李正姫候補、あなたは本当に偉大だ。清潔で清らかな統一 と民衆の母、新しい政治家・李正姫候補の出現で私たちは大きな激励を受けている」

(おわり)


大統領選挙関連(12.12.01)

追跡―韓国大統領選挙4

文在寅民主党候補で野党一本化が実現

十二月十九日の大統領選挙を前に、候補登録(公示)を終えた候補らは二十七日、二十二日間の公式選挙運動に突入した。民主統合党の文在寅候補と無所属の 安哲秀候補の野党一本化交渉は、登録日直前の二十三日、安候補が「政権交代のために白衣従軍することを宣言する」と候補辞退を表明したことで、文候補が野 党一本化候補に決定した。安氏は一本化に向けて調整できなかったなかで、候補を譲りながら「一本化候補は文在寅候補」と強調し、文候補に声援を送ってほし いと国民にお願いした。この間、一本化交渉の結果をもどかしい思いで待っていた国民は、野党一本化候補が候補登録日前に決定されたことによって、安堵(あ んど)することになった。これにより、野党の文在寅候補とセヌリ党の朴槿恵候補による民主改革対保守、二強対決の構図で、激しい選挙戦が繰り広げられるこ とになった。

文候補と朴候補、そして統合進歩党の李正姫候補は二十五日、候補登録を終えた。

文候補「安候補と約束した新政治共同宣言は必ず実践する」

文候補は、安候補の辞退について「安候補の真心と涙を決して忘れないだろう」「安候補の支持者、候補一本化を願ったすべての方々とともに、大韓民国の未 来を変える国民連帯をなし遂げる」と述べ、安候補と合意した「新政治共同宣言」を必ず実践し、政権交代と新時代を作りあげると記者会見で誓った。

文候補はまた、民主勢力と未来勢力が力を合わせ、合理的な保守勢力まで含めた大統合の選挙陣営を作り、政権交代後も連帯して国政運営を成功させる改革と 統合の基盤になるようにすると約束した。さらに、最終合意と発表には至らなかったが、安候補側と実務合意した「政治福祉政策共同宣言」と「新時代の朝鮮半 島の平和のための共同宣言」の具体的実行計画も、国民連帯の枠組みの中で立案していくことを約束した。安候補との合意を最大限尊重するということだ。

「新政治共同宣言」は▽新しいリーダーシップと新しい国政運営方式で、意志疎通と協治(多様な主体がともに行う政治)の時代を開く▽政治革新▽果敢な政 党革新による政治に対する国民の信頼回復▽新しい政治と政権交代のための国民連帯をなし遂げ、ともに韓国の新時代を開く─という内容だ。

今回の大統領選挙は、過去勢力と未来勢力の対決として政権交代を強調する文候補は、経済民主化の時代、平和な朝鮮半島、だれもが職を持てる社会、あたた かい福祉国家、すべての地域が均衡発展する地方分権国家、公平と正義の価値がしっかりした社会、多数の普通の人々がともに幸せに暮らす未来を開かなければ ならないと強調した。

文候補陣営は文・安選挙陣営、進歩政治勢力、市民社会、労働界など、政権交代を熱望するすべての勢力を包括する共同選挙対策委員会の構成に着手した。

文在寅・朴槿恵、大接戦の予想

安候補の辞退後に実施した各報道機関の世論調査をみると、文候補と朴候補は誤差範囲内で順位が入れ代わる大混戦を見せている。安候補支持層の動向を見よ う。ハンギョレ・韓国社会世論研究所の世論調査では、安候補支持層の五〇・七%が文候補支持、朴候補支持が二六・四%、分からないが二一・九%と出た。 KBS・メディアリサーチの世論調査では五五・七%が文候補支持、一九・二%が朴候補支持、分からないが二四・六%だ。SBS・TNS調査では五一・八% が文候補支持、二四・二%が朴候補支持、分からないが二二・五%だ。

辞退直後に実施された世論調査のため、一本化効果が十分にあらわれていないが、安氏支持層と浮動層を自身の支持層に引きこみ、一本化効果を最大のものに することが文候補の課題だ。安氏支持層の票が最大のカギを握ると予想されるだけに、安氏の選挙支援が期待される。安氏はこれまで、今回の大統領選挙でセヌ リ党を退場させる政権交代を主張してきたため、このまま座視することはないと見られる。

文・朴候補で一、二%差の薄氷の勝負になると予想される状況のもとで、群小候補の得票率が選挙結果に決定的な影響を及ぼすこともあるという展望だ。統合 進歩党は四月の総選挙での得票率が一〇・三%。進歩陣営の固定票が文候補側に行くならば、大統領選挙の構図に影響を及ぼす可能性が大きい。

進歩的有権者の結集を引き出し、大統領選挙で熱風を起こすという統合進歩党の李候補は、野党連帯に関して「政権交代を切に望み、政権交代のために献身す る」と発言し、終盤の野党連帯の可能性を示唆した。李候補は、中央選挙管理委が三回実施する大統領候補招請討論会に文、朴候補とともに参加する。参加資格 は選挙法上、国会五議席以上の政党の候補、世論調査で平均支持率五%以上の候補だ。李候補は五%以下だが五議席以上の政党の大統領候補として参加すること になる。

一方、朴候補は選挙勝利のために政治生命をかけてきた。「大統領選挙で国民の信頼を受けることができなければ、政治の旅を終える」と述べ、議員職を辞職 し、選挙敗北時の政界引退を公言した。薄氷の勝負が予想される状況下で保守層を結集し、しっかりけん引するためという評価だ。セヌリ党はそのうえ、安氏の 刷新案は自分らの刷新案と同じ方向だとし、安元候補支持者の吸収に必死だ。

政権交代をなし遂げて明るい未来を築くのか、再び暗い社会で生きていくのか、有権者の賢明な選択がわが民族の運命を左右するといっても過言ではない。

(河民宇記者)

(おわり)


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